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医療事故に係る民事調停の成立について(県立がんセンター新潟病院)
下記の医療事故に係る民事調停案件について、裁判所の調停案に双方が同意する見込みとなったことから、平成30年2月議会に損害賠償額の決定について提案します。
- 病院名 県立がんセンター新潟病院
- 患者 新潟市在住の女性(40歳代)
- 事故概要
- 平成29年3月、肝がん治療のため全身麻酔下で開腹術を順調に終了し、引き続いて術前の抗癌剤治療に使用した中心静脈ポート(注)を抜去するため、アルコールによる皮膚消毒後、皮膚切開を行ったところ、電気メスの火花が気化したアルコールに引火し、右頚部、右肩部に熱傷を来した。
- 熱傷に対して植皮等の治療を行い、症状は改善したものの瘢痕が残存。
- 同年12月、解決を図るため民事調停手続を開始。(新潟市内の簡易裁判所)
- 同月、裁判所の調停案が提示され、患者が同意する旨意思表示。
※議決後、早期に民事調停が成立する予定。
[注 中心静脈ポート:心臓近くの中心静脈にカテーテルを留置し、必要な時に体外から接続して確実に薬剤等を投与できるようにするための器具]
- 損害賠償額(平成30年2月議会提案予定)
8,298,970円
本件についてのお問い合わせ先
県立がんセンター新潟病院
水沢事務長 025-266-5111