本文
医療事故に係る民事調停の成立について(県立がんセンター新潟病院)
下記の医療事故に係る民事調停案件について、裁判所の調停案に双方が同意する見込みとなったことから、平成30年6月議会に損害賠償額の決定について提案します。
- 病院名 県立がんセンター新潟病院
- 患者 新潟市在住の男性(60歳代)
- 事故概要
- 平成28年7月、左腎がん患者に対して、腹腔鏡下で左腎摘出術を実施。左腎動脈を切断する際、左腎腫瘍が大きく右側に突出した影響で、右腎動脈を左腎動脈と誤認し切断。
- 右側の腎臓を温存させるため、県内他病院の腎臓移植チームに協力を要請し、自家腎移植術(注)を行い、無事に終了。
- ただし、腎臓の機能障害が残存したため、日常生活動作には支障がないが、重労働は困難となった。
- 平成29年6月、解決を図るため民事調停手続を開始。(新潟市内の簡易裁判所)
- 平成30年3月、裁判所の調停案が提示され、患者が同意する旨意思表示。
※議決後、早期に民事調停が成立する予定。
[注 自家腎移植術:一旦摘出した腎臓を元の体に戻す手術]
- 損害賠償額(平成30年6月議会提案予定)
20,541,790円
本件についてのお問い合わせ先
県立がんセンター新潟病院
事務長 山岸 智
025-266-5111