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【上越】令和2年度地域振興事業 ソフト事業実績(その1)
令和2年度に上越地域振興局が実施した地域振興事業(ソフト事業)を紹介します。
地域・広域連携推進事業
事業目的
地域資源を活かした交流人口の拡大や食のブランド化、地域交通ネットワーク整備など、官民による連携組織に参画し、活動支援を行うことにより、地域及び広域での連携のもとで一体となって取組を推進し、地域課題の解決に貢献する。
事業内容
○広域観光ブランド推進
・「上越・糸魚川・妙高広域観光ブランド推進検討会」への参画及び活動支援
・上越市、糸魚川市、妙高市の3市及び長野県との広域観光マップの『うみやまマップ』の増刷(改訂)
・外国人観光客向け観光パンフレットの改訂
○地域生産物等ブランド化推進
・「上越野菜振興協議会」への参画及び活動支援(上越市のイベントでの上越野菜PRほか)
・「雪室推進プロジェクト」への参画及び活動支援(雪室食品特別販売ほか)
○釣り客への直江津地域PR推進(魚持ち込みOKの店)
・取組を移行した民間への広報や人的支援等
○久比岐自転車道魅力アップ推進
・「久比岐自転車道魅力アップ実行委員会」への参画及び活動支援
事業成果
広域観光ブランドについては、上越市・糸魚川市・妙高市とその観光協会及び糸魚川地域振興局との広域連携により、検討会事業を円滑に実施することができました。
地域生産物等ブランド化推進については、「雪室酒かすラーメン」などの雪室メニューを提供する雪室グルメフェアは、住民から認知されつつあることから参加事業者は前向きに取組みを進めています。
釣り客への直江津地域PR事業については、地元誌面等への掲載による広報の協力を行いました。今後も地元との意見交換を行い、広報掲載への取組みを継続していきます。
久比岐自転車道魅力アップ推進については、「りんりんキャンペーン」(スタンプラリー)を行ったほか、SNSを用いた広報を行いました。
広域サイクリングルート活用推進事業
事業目的
上越・糸魚川・妙高広域サイクリングルートを活用し、対外的なPRを行うことで、国内外から上越地域への交流人口の拡大及び誘客促進を図る。
事業内容
○ 自転車道の利便性向上及び魅力発信
・ 広域サイクリングポケットマップの作成
・ 広域サイクリング巨大マップの作成
・ スマホ用アプリ「自転車ナビタイム」のルート修正
事業成果
昨年に引き続き、りんりんキャンペーン(スタンプラリー)を行い、多くの方から参加をいただきました。
秋のりんりんキャンペーン」チラシ
在来線活用地域活性化事業
事業目的
上越地域で通勤・通学の手段として欠かせない鉄道について、利用者が日常利用している在来線を地域資源と捉え、これらの活用を通じて地域活性化を図り、今後の恒常的かつ安定的な鉄道利用につなげていく。
事業内容
○ 各鉄道(えちごトキめき鉄道、北越急行)の協議会への参画
○ 体験や見学を通じてマイレール意識の向上を図る鉄道イベントの開催
・トキ鉄わくわく仕事見学ツアーの開催(えちごトキめき鉄道株式会社)
・親子で探検!ほくほく線 上越版の開催(北越急行株式会社)
事業成果
鉄道イベントでは募集人員に対して多数の申し込みがあり関心の高さをうかがわせたほか、参加者アンケートでは「ふだんは見られないところが見られて良かった」「子どもと一緒に楽しめた」など、ほぼ全員が満足している旨の回答がありました。
上越地域ご当地ナンバーPR推進事業
事業目的
上越地域のご当地ナンバーを導入することにより、地域住民の地域への愛着や誇りを高めるとともに、上越地域の全国への認知度向上を目指す。
事業内容
○上越市、糸魚川市、妙高市、及び上越地域振興局、糸魚川地域振興局からなる「上越地域ご当地ナンバー導入検討会」によりPR活動を実施
・交付開始ポスター、チラシを作成し行政機関や商業施設などに設置
・定期バスの車体広告、公用車を図柄入りナンバープレートに変換
・デザイン入りクリアファイル、ポケットティッシュを配布
事業成果
令和2年5月の上越地域図柄入りナンバープレート交付開始から、累計で1,148件の申込みがあり、着実に地域に認知されています(令和3年2月末)。
上越・妙高観光情報発信事業
事業目的
上越市及び妙高市の魅力を観光情報誌を媒体として県内外に発信し、上越・妙高地域の認知度向上及び交流人口の拡大を図る。
事業内容
〇上越・妙高地域の観光情報を掲載した観光情報誌「jaM旅」の発行
・年2回発行(春夏号・秋冬号 各70,000部)
・主な配布先:県内新幹線駅、北陸新幹線駅、県内高速SA、県外高速SA(上里・高坂・梓川・有磯海)、県外郵便局(京都・金沢)、県大阪事務所、県内観光施設等
事業成果
県内外において上越・妙高の魅力を情報発信し、アンケート実施により読者のニーズを把握しました。また、各号の特集では、「わざと自然の恵みが織り成す味 上越・妙高の日本酒」と題し、地域の酒蔵の紹介や「NatureTrip 自然の遊び場へ」のテーマで、昨今需要が高まるアウトドアアクティビティを取り上げ、読み応えのある記事や新たな切り口によりPRを行うことができました。
jaM旅 2020-21秋・冬号 jaM旅 2021春・夏号
信越トレイル利用促進事業
事業目的
新潟県側の関係団体と長野県側の関係団体で構成する「信越トレイル連絡会」が中心となり、信越トレイルの利用のあり方を協議し、効果的かつニーズにあった事業を実施して、交流人口の拡大及び地域の活性化を図る。
事業内容
「信越トレイル連絡会」への参画及び負担金の拠出
事業成果
周辺市町村や宿泊施設、観光協会、ボランティア等の協力を得てコース整備を行うとともに、連絡会事業を通じてコロナ禍での丁寧な情報発信に努めたことで、9月以降トレイル利用者も増加し、交流人口の拡大と信越トレイル周辺の中山間地域の活性化が図られました。
信越トレイル
「越後・謙信SAKEまつり」支援事業
事業目的
地域の酒及び酒文化という地域資源を発信し、集客及び地酒の知名度アップ、地域の活性化を図る。
事業内容
「越後・謙信SAKEまつり」実行委員会への参画及び負担金の拠出
事業成果
初のオンライン開催を実施しました。公式オンラインショップを開設し、全国から上越地域の酒を購入していただく機会を提供し、31都道府県の方が購入し、広域的に上越地域の酒をPRできました。
上越市本町商店街、仲町商店街の飲食店で「SAKEまつり限定飲み比べセット」の提供、再来店を促す割引クーポンの配布を行い、コロナ禍での再来店促進及び参加店の売り上げに寄与することができました。