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【上越】令和2年度地域振興事業 ソフト事業実績(その2)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0404894 更新日:2021年9月15日更新

令和2年度に上越地域振興局が実施した地域振興事業(ソフト事業)を紹介します。

インバウンド観光推進事業

事業目的

 冬期にスキー目的で妙高市赤倉地区を訪れる外国人観光客をターゲットに上越市・妙高市市街地への誘客を図ることにより、外国人観光客に上越地域の魅力を伝えるとともに地域の活性化を促進する。

事業内容

  • 上越・妙高冬季インバウンドセミナーの開催
  • 外国人観光客向け観光パンフレット「Joetsu-Myoko Area Guide」の改訂

事業成果

  • インバウンドセミナーについては、観光関連事業者や団体、個人が集い、情報交換をする場を設けたことで、各団体・個人が連携を深め、コロナ終息後の外国人観光客の受入環境の充実を図るきっかけ作りとなりました。
  • インバウンドパンフレットを改訂・増刷したことにより、インバウンド再開後、外国人がスムーズに観光周遊できるツールを準備できました。

                         JMAG

         外国人向け観光パンフレット『Joetsu-Myoko Area Guide』

上越圏域医師U・Iターン戦略推進事業

事業目的

 上越圏域(上越二次保健医療圏;上越市・妙高市・糸魚川市)の魅力発信等の取組みを実施することにより、医療施設従事医師を県外から確保し、安心して暮らせる地域づくりを目指す。

事業内容

  • 上越圏域への医師のU・Iターン促進に向けた情報発信
  • 戦略推進会議の開催
  • 病院視察・見学を通じた魅力発信

事業成果

  •  上越圏域14病院を紹介するホームページを作成し地域の取組みをPRしたほか、医師会、医療機関、市関係者で協議をする場を設けることができました。
  • 新型コロナウイルス感染症による行動規約もあり、病院視察の希望者はいませんでしたが、病院視察を実施する体制を構築することができ、来年度以降の事業展開の足掛かりとなりました。

グリーン・ツーリズムによる上越・妙高地域交流人口拡大事業

事業目的

 外国人観光客を対象に、上越地域の特色ある農産物や加工品、農家レストランや農家民宿等の情報をSNS等により周知し、インバウンド促進及び交流人口の拡大につなげる。

事業内容

  • 上越・妙高地域に在住する外国人の方々を対象に、SNSを活用し農家民宿や農家レストラン等の特色ある施設をPRしてもらう。
  • PRをしてもらう外国人の方々を対象とした、食をテーマとしたスタディツアーの開催

事業成果

  • SNSによる情報発信により、国内外問わず大勢の外国人へ特色ある施設や場所をPRすることができました。

  • 投稿したSNSには、反応した外国人の方から「素敵な場所」「コロナが落ち着いたら訪れたい」などメッセージが送られたものがいくつもあり、上越・妙高地域には海外にも通用する魅力が確実にあることがわかりました。

  • スタディツアーでは山間地にある施設の見学や団体客向けの体験交流施設での体験など、普段行けないような場所を回ることで地域や施設に対する理解を深めることができました。                    

 

森林・空間資源活用推進事業

事業目的

 上越地域の広葉樹林(ブナ)から生み出される「地域資源」(木、森林空間)を活用した、地域主体による「ふるさと」(中山間地域)の活性化」を推進する。

事業内容

  • 地元ブナ製品の作成ノウハウ取得のための勉強会
  • 都市部との交流ツール(魅力)の1つとするため、炭窯跡を復元(炭窯1基)

事業成果

  • 事業により取得をしたノウハウを活かした地元ブナ林製品(コースター)を上越市ガス水道局新庁舎開所記念品として納入改良    品を「うみてらす名立」の物販コーナーにおいて販売する計画
  • 炭窯跡地を復元し、炭焼きを試行。一部製品(ブナ炭)を「無印良品 直江津店」で販売。
  • 「ブナ」をツールとした中山間地域の活性化(地域PR等)の一手法を確立

耕作放棄地での高収益作物の栽培推進事業

事業目的

 耕作放棄地を活用し、中山間地で導入可能なトウガラシなどの高収益作物の栽培技術を確立するとともに、加工品商品・販売等の6次産業化に取り組み、農家の所得向上と地域の活性化を図る。

事業内容

  • 高収益作物の試験栽培における取り組み
  • 新品種の施策
  • 加工品の商品開発の検討

 

事業成果

 栽培者、栽培面積は前年から減少したものの単収は増加しました。販売先は従来から取引のある食品メーカーの他に、新たに1社取引を開始しました。

圃場     加工商品 

     トウガラシ栽培圃場                  トウガラシの加工品

「ブナ林」を活用した交流人口拡大推進事業

事業目的

 地域の貴重な自然資源であるブナ林と、そこにある整備済みのキャンプ場(閉鎖中)や遊歩道を再活用し、キャンパー人口の増加や自然体験ニーズの高まりを背景に、交流人口の拡大を図るとともに地域住民が生き生きと暮らせる持続可能な地域づくりを目指す。

事業内容

   上越市大島区田麦地区において以下の事業を実施

  • 地域の発展につながる事業の実現を目指し、地域や社会に新たな価値を創造することを基本理念として活動する「里山イノベーション研究会」の発足イベント「里山みらい会議」の開催
  • キャンプ場運営に向けて、民間企業が運営しているキャンプ場及びブナ林の観光地である十日町市の「美人林」の視察
  • 「田麦ぶなの森園」の周知及び里山の魅力を再発見してもらうための体験型、交流型イベント「ブナフェス2020」の開催

事業成果

  • 里山みらい会議において、地域住民や里山イノベーション研究会メンバーが、ブナに関する基礎知識や田麦にあるブナ林の価値について再認識が図られました。
  • 視察ではキャンプ場を運営する上での必要事項等の詳細な情報を得ることができました。
  • ブナフェス2020では、ブナ林トレッキングや新米の餅つき体験など多数のコンテンツを用意した結果、全体で415人の参加があり、「田麦ぶなの森園」近隣地域へのPRを行うことができました。

 

地すべり資料館魅力アップ事業

事業目的

 ソフト防災啓発の拠点である「地すべり資料館」(上越市板倉区)について、地域内外からの来館者の増加及び来館者の一層の防災意識の向上を目的とする。

事業内容

  • 土砂災害のメカニズムとその対策を楽しくわかりやすく理解できるように、3Dシアター及び模型を新規導入する

事業成果

  • ソフト防災啓発活動において当該備品の活用が可能となり、説明内容の充実が図られました。

 

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