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【上越】令和3年度地域振興事業 ソフト事業実績(その2)
令和3年度に上越地域振興局が実施した地域振興事業(ソフト事業)を紹介します。
Withコロナ時代の医療・介護従事者確保推進事業
事業目的
現在コロナ感染を比較的抑えている上越地域の医療環境等をPRし、安心して働くことのできる環境を求める医療従事者(主に医師、看護職員等)及び介護職員の地域外からの流入を増加させることで、より充実した医療体制、より魅力的な生活環境の整備を促進する。
事業内容
コロナ禍により医療従事者の県外移動が制限される中、上越地域を訪れることが困難な県外医師等に対応したPR及び視察方法として、オンラインによる病院・住環境視察を導入し、収束後の実地視察・見学への足掛かりとする。
R元年度に作成した医師確保パンフレット「医師向け情報紙 越後 上越・妙高・糸魚川で暮らす。働く。」の病院紹介ページについて、古くなった情報を時点修正したほか、同様に県ホームページの情報も修正し、事業の周知を図った。
事業成果
ホームページを見た医師1名(東京都在住)から連絡があり、結果的に圏域内の病院へと転職した例がありました。
圏域内の病院の正確な情報の周知に役立てることができました。
雪・水の郷なかごうの地域活性化推進事業
事業目的
中山間地域における住民主体の取組による地域の魅力向上及び地域活性化
事業内容
・ 地域づくり活動
雪郷おかざわ地域づくり協議会と連携し、上越教育大学付属小学校5年生が行う創造活動
(地域で営まれる暮らしについて学ぶ)の協力支援
営農継続に向けた地域づくり活動に向け、外部専門家等と意見交換
・ 地域資源の掘り起こし活動
山菜の生産の実態や産地等の事例を収集
事業成果
交流活動を通じて地域の中にいると気づかないことも外部の者から見ると魅力的に感じるもの(きれいな景色、心地よい場所、魅力的な生活習慣など)が多く存在することに気づき、自分たちの地域の価値を再評価する意欲が高まりました。また、自らが関わる地域産業や地域に根ざした文化の重要性を再認識できました。
山菜を地域活性化に向けた資源として位置づけ、栽培の知見と本格導入の足がかりを得ることができました。
森林・空間資源活用推進事業
事業目的
上越地域の広葉樹林(ブナ)から生み出される「地域資源」(木、森林空間)を活用した、地域主体による「ふるさと」(中山間地域)の活性化」を推進する。
事業内容
・炭焼きワークショップ
都市部との交流ツールとして復元炭窯を使い、炭焼きワークショップを開催
・ブナ材活用研修会
ブナ材の評価を認識し効果的な活用を検討するため視察
事業成果
・多くの人をブナ林に誘い、森林やブナ材の活用を体感し、交流が生まれたことで地域活性化の機運が醸成されました。
・当該地域のブナ材の品質が優れ高い評価を得ていることや広葉樹の価値を認識し地域資源の活用を進める契機となりました。
「ブナ林」を活用した交流人口拡大推進事業
事業目的
地域の貴重な自然資源であるブナ林と、そこにある整備済みのキャンプ場(閉鎖中)や遊歩道を再活用し、キャンパー人口の増加や自然体験ニーズの高まりを背景に、交流人口の拡大を図るとともに地域住民が生き生きと暮らせる持続可能な地域づくりを目指す。
事業内容
上越市大島区田麦地区において以下の事業を実施
・体験型・交流型イベントの実施
・近隣市(柏崎市)との広域連携
・地元町内会と連携し新しい地域活性化モデルの構築
事業成果
・ 体験型交流型イベントである「ブナフェス2021」は荒天のため開催できなかったが、企画を通して地元町内会からの後援を受けるなど地域と連携をとることができました。
・ 柏崎市で活動するNPO法人「石黒邑」とブナ林活用についての協議を行い、令和4年度以降の協力体制の構築に向け連携を開始しました。
万内川砂防事業100周年情報発信事業
事業目的
万内川砂防事業開始から100年となる本年を契機として、万内川砂防公園サマーフェスティバル実行委員会が開催しているイベント内で特別に記念式典を開催することにより、砂防事業の効果、重要性を発信するとともに、さらなる公園の利用促進、魅力向上を図ることで、地域活性化に寄与する。
事業内容
万内川砂防事業100周年記念事業実行委員会への参画
事業成果
式典の開催や100周年の銘板や記念植樹したブナなど、今後に残る施設も設置がされました。
地域メディア等からの情報発信もあり、地域や新潟県砂防事業の情報発信として寄与することができました。