本文
学びのため池~大池・小池
学びのため池~大池・小池
2015年01月21日
大池・小池風景
大池・小池(頸城区花ヶ崎・石神)は、文禄の古図(1593年)に記されている古くからの池で、現在も貯水量約300万立方メートル(大池200万立方メートル、小池100万立方メートル)を誇り、水田1,600ヘクタールを潤す大規模ため池です。この地域は、上越産コシヒカリの大産地で、食の安全安心を目標に化学肥料の5割以上の低減に取り組んでいます。
大池・小池風景
「直峰・松之山大池県立自然公園」に属し、周辺に遊歩道、アスレチック施設、キャンプ場が整備され、またカヌー等の練習場ともなっており、関東方面からも多くの方が訪れます。また大池いこいの森ビジターセンター、日本自然学習実践センターがあり、ビオトープを学ぶ場所として全国から利用者が訪れています。付近では、縄文前期から後期までの土器が出土し、原始時代から大池が存在したことをうかがわせます。また、地元では「大池の大亀と小池の大蛇」という民話も語り継がれています。池の管理は、頚城土地改良区が行っていますが、小池遊歩道や堤防のごみ拾いは地元子供会と地元町内会が実施しています。