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笹ヶ峰ダム周辺案内
笹ヶ峰ダム周辺案内
上信越国立公園 [笹ヶ峰周辺ガイドマップ]
登山、散策、キャンプ、滝のマイナスイオン、森林浴、心の癒しが待ってます。
*ダム湖及びダム施設地内での釣りは禁止されています。
周辺案内
■遊歩道
(1)夢見平遊歩道
夢見平は標高1,350m 前後のなだらかな傾斜地であり、この付近は今から約2万5千年前頃は湖の底であったことがわかっています。
植生は、主にブナ・ミズナラ・ダケカンバ・シラカバなど、低地にはヤナギ・サワグルミ・ハルニレ・トチノキなどがみられ、下層植生としてオオカメキ・ナナカマド等、林床にはクマイザサ(シナノザサ・根曲がり竹)などがみられます。
夢見平遊歩道は、かつて「高田営林署簡易製材所」の木材運搬のために使用していた「森林軌道敷」跡や昭和30 年代の製品事業や造林事業に使用していた歩道をもとに設けてあります。
水芭蕉畑から三田原山を望む
湿原に咲く水芭蕉と三田原山の絶景ポイント。自分だけの絶景を探しに来てください。
コースの紹介
(1)-1 夢見平遊歩道 半日コース/2~2時間半
4月の夢見平遊歩道は、神道山の山麓にあるため残雪が広がっています。5 月、雪解けとともに小川や湧水が現れ、水芭蕉やカタクリの花がつぎつぎと咲きはじめます。5 月中旬になると、遊歩道入り口のブナ林が芽吹き、淡い緑をなすとてもきれいな森です。
森林内の気温は、外気温より4度程度低いので、ひんやりした感じが得られます。
また簑の池などには、クロサンショウウオ等の卵も見られます。稲荷神社(文化11 年)、森林軌道跡、炭窯跡、造林小屋跡などの史跡等が見られます。
遊歩道沿いに咲くカタクリ
(1)-2 夢見平遊歩道 1日コース/5~6時間
幹回り10mのカツラの巨木をはじめ、ブナ・ミズナラ・ハルニレ・ヤチダモなど数多くの木
のあるコースです。
氷沢神社、森林軌道跡、簡易製材所跡、炭窯跡、住居跡、学校跡などの史跡があります。
幹回り10mのカツラの巨木
簡易製材所跡地
(2)笹ヶ峰一周歩道
約10km、所要4時間、紅葉をみながらのハイキングは最高。「日本百名山」の著者、深田久弥氏も日本一と絶賛。
(3)妙高高原自然歩道
この歩道は「妙高山麓県民の森」の中にあり、「妙高山麓県民の森」は妙高連峰に囲まれた笹ヶ峰高原の中心的な森林で、ドイツのシュバルツバルト(黒い森)で有名な「ドイツトウヒ」が約60haにわたって広がる、雄大で心の和む美林であります。
これは地元住民の皆さんが、昭和10年から13年までの4年間、雪と寒さの厳しい自然環境の中で県行造林事業として植栽し、その後も豪雪と霜害を乗り越えて、ドイツトウヒの林としては日本でも類を見ない、大規模で見事な造林地となっています。
この森では林間広場などの森林体験施設が整備され、また体験型宿泊施設「森の学び舎」や休息施設「笹ヶ峰グリーンハウス」などの休養施設も充実しており、高原性気候と幻想的で雄大な自然を堪能することができ、新潟県のみならず近県の皆さんの憩いの場となっています。
■周辺の山々
(1)火打山
火打山(ひうちやま)は、新潟県糸魚川市と妙高市にまたがる標高2,462mの頸城三山の最高峰である。日本百名山の一つにもなっている。東西に緩やかな稜線を引く山で、頂上付近は傾斜がさほど急でないため冬期には雪がべったりとついて真っ白な姿を見せる。主峰の他、西側にやや低い影火打(かげひうち)の峰がある。
火打山は火山ではないため、隣の妙高山に比べ、高山植物の種類が豊富である。さらに、高谷池付近には天狗の庭を始めとする湿原が存在し、シーズン中は多くの登山客・カメラマンが訪れる。
(2)妙高山
妙高山(みょうこうさん)は新潟県南西部の妙高市に位置する標高2454mの複式火山で活火山に指定されている。弥彦山と並び新潟県を代表する山であり、日本百名山の一つで上信越高原国立公園に属する。越後富士(えちごふじ)の異名をもち、長野県との県境に近いためか長野県側からも北信五岳のひとつとして親しまれる。
(3)焼山
標高2,400mの活火山。火山活動度ランクはB。妙高山、火打山と並ぶ頸城山塊の高峰であり、頚城三山と呼び習わされている。東には火打山、西には富士見峠を隔てて金山が連なっている。
1852年から54年にかけての噴火では大量の硫黄を噴出させ、20世紀に入ってからも水蒸気爆発を数回記録している。特に1974年の噴火では学生登山者3名が火山弾の直撃を受けて死亡している。最新の噴火活動は1983年である。
(4)金山
標高2,245m。頸城山塊の中では、比較的登山者が少ない静かな山。山容は女性的で、豊富な残雪の恩恵により、高山植物、池塘が豊富に見られる。
(5)天狗原山
標高2,197m。金山と隣接しほぼ同様。
(6)黒姫山
黒姫山(くろひめやま)は、長野県信濃町にある標高2,053mの山。古くから信仰の対象とされ、信濃富士とも呼ばれている。黒姫というお姫様の悲話伝説があり、山名の由来になったと言われている。日本二百名山。北信五岳のひとつ。東山麓は黒姫高原となっており、黒姫高原スノーパークがあり、冬季はスキーが楽しめる。
(7)三田原山
三田原山(標高2,347m)は、長野・新潟県境にそびえ立つ妙高山の西側を三日月型の円で取り巻くように横たわる外輪山。登山道が無いため夏期に訪れる人は極稀だが、冬は山スキー・スノーボードの好適地として愛好者で賑わっている。
ダムから見た三田原山
■滝
(1)ヒコサの滝
真川の上流、鍋倉谷に位置する滝。落差は約35メートル。その美しい景観は「ヒコサの滝自然歩道」に設置された展望台からじっくり眺めることができます。
(2)苗名滝
新潟県と長野県の県境にあり関川の本流にかかる滝で日本の100名滝にも数えられている。玄武岩の岩壁に四季折々に色を変える山の木々と滝の白さのコントラストが美しい。