ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > まちづくり・地域づくり > 建設・まちづくり > 登録有形文化財 万内川 石積堰堤群について

本文

登録有形文化財 万内川 石積堰堤群について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0046843 更新日:2019年3月29日更新

万内川石積堰堤群

 大正10年から現在までに造られた万内川の砂防堰堤は、18基を数えます。このうち文化財登録されたのは11基です。
 これらは現地産の石を使った石積堰堤で、その組み方はきわめて精巧で、周囲の自然環境と調和した美しさと技術の高さがうかがえます。
 造られてから約90年の歳月が流れた今でも、現役として機能しています。

 万内川石積堰堤工群 登録有形文化財登録:2003年3月18日

万内川石積堰堤群の画像
万内川・日影沢登録有形文化財マップ

万内川登録文化財(一号~四号)探検マップ[PDFファイル/722KB]

文化財登録された万内川の砂防設備

文化財登録された万内川の砂防設備の画像1

名称 万内川一号堰堤
登録番号 15-0145
年代 大正10年頃/昭和8年頃改造
特徴・評価 下流側法勾配3分とし、同時期に建設された万内川他砂防施設と比べ緩勾配かつ厚めの天端幅をとり全体として堅固なつくりとする。副堰堤、護岸が良好に残存。粗石コンクリート造の砂防として我が国初期の事例。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像2

名称 万内川三号堰堤
登録番号 15-0146
年代 大正11年頃
特徴・評価 当初空積の堰体を昭和初期に練積で補強しており、右岸側堰長を長くとるのが特徴。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像3

名称 万内川四号堰堤
登録番号 15-0147
年代 大正11年頃
特徴・評価 上流側勾配1分、下流側法勾配2分とした小勾配の重力式堰堤で、前面に副堰堤を設け、その間を石張水叩きと右岸側を曲線状とする石積護岸で繋げる。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像4

名称 万内川六号堰堤
登録番号 15-0148
年代 大正12年頃/昭和9年頃改造
特徴・評価 堤高と同じ高さだけ水通し部を切り込んだ低いつくり、両肩を法1割、長さ15mとした水通し形状によって上流側への見通しが確保され、地形におさまる石積の低堰堤が山並みを背景に連続する景観が展開する。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像5

名称 万内川七号堰堤及び八号堰堤
登録番号 15-0149
年代 大正15年頃/昭和8年頃改造
特徴・評価 2基の堰堤を隣接させて同時期に建設したもので、八号堰堤下流側に水叩きと石積護岸を連続させて、七号堰堤下流側には副堰堤を配する。七号堰堤上流右岸側から灌漑用水を取り込み、取水堰堤としての機能を有する類例の少ない構造物。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像6

名称 万内川十号堰堤
登録番号 15-0150
年代 大正15年頃/昭和8年頃改造
特徴・評価 堤高3.5mの低堰堤。地滑り区間内で低堰堤を連続して設けるという模範的計画を端的に示し、建設以前頻発していた山の崩壊や土砂の流下を断つ。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像7

名称 万内川十一号堰堤
登録番号 15-0151
年代 大正15年頃/昭和8年頃改造
特徴・評価 下流側法勾配2分、上流側法勾配5厘で、水叩き部を石張で強固に築き、水通し幅を広くとるなど洗掘防止の工夫が見られる。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像8

名称 万内川十二号堰堤
登録番号 15-0152
年代 大正14年頃/昭和8年頃改造
特徴・評価 下流側法勾配2分で、水通し外側の堤頂高を、堤体中央に向けて4%程度傾斜させる。堤体全体を精緻な谷積で築き、堤体右岸側に石造銘板を付ける。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像9

名称 万内川十三号堰堤
登録番号 15-0153
年代 昭和9年頃
特徴・評価 下流側法勾配2分、上流法勾配3分の重力式練積堰堤。堤体下流側の両岸に谷積の護岸を良好な状態で残す。

文化財登録された万内川の砂防設備の画像10

名称 万内川十四号堰堤
登録番号 15-0154
年代 昭和9年頃
特徴・評価 堤体表裏の法勾配を共に2分とする台形断面及びほぼ左右対称の立面形状をとる。堤体前面には欠円アーチ型の水抜きを計4箇所設ける。

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ