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所管区域と概況
所管区域
当事務所は県の南西部に位置し、上越市、妙高市の面積約1,419k平方メートルを所管しており、砂防、地すべり対策、急傾斜地崩壊対策、雪崩対策の事業を行っています。なお、上越東維持管理事務所では、上越市安塚区、浦川原区、大島区および牧区の区域内の事業を行っています。
地勢
南に妙高山、焼山、火打山、東には関田山脈から東頸城丘陵が広がり、米山等の山々に連なっています。焼山を源とする一級河川関川には矢代川、長沢川、別所川、また東頸城丘陵からの保倉川等、数多くの河川が合流して水系を形作り、この流域には高田平野が開けています。また、上信越高原国立公園、佐渡弥彦米山国定公園や米山福浦八景県立自然公園、久比岐県立自然公園、直峰松之山大池県立自然公園等を含んでおり、自然が織りなす良好な自然景観を保っています。
気候
当地域の気候は日本海側気候で、夏季は高温多湿で雨量が多く、冬季は北西の季節風が強く多量の降雪があります。
地質状況
フォッサマグナの北部に位置しており、主に新第三紀から第四紀の比較的新しい堆積物が分布し、妙高山周辺は第四紀の火成岩が分布しています。特に、関川右岸側の関田山脈は、不安定な地形を呈し、脆弱な地質と特有の気候により、全国でも有数の地すべり多発地帯となっています。
砂防指定地
管内の砂防指定箇所数は384箇所、指定面積は約5,447haとなっています。
市町村名 | 指定箇所数 | 指定延長 | 指定面積 |
---|---|---|---|
上越市 | 310箇所 | 402,235m | 2,710.21ha |
妙高市 | 83箇所 | 148,785m | 2,760.28ha |
計 | 393箇所 | 551,020m | 5,470.49ha |
県の状況 | 2,836箇所 | 39,166.38ha | |
管内比 | 13.9% | 14.0% |
令和6年3月31日現在
地すべり防止区域
管内の指定箇所は392箇所(うち国土交通省所管174箇所)となっており、指定面積は約30,275ha(うち国土交通省所管10,823ha)です。
指定地 | (B) 市町村面積 (kha) |
比率 (A)/(B) |
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国土交通省 | 林野庁 | 農村振興局 | 計(A) | |||||||
箇所 | 面積(ha) | 箇所 | 面積(ha) | 箇所 | 面積(ha) | 箇所 | 面積(ha) | |||
上越市 | 148 | 8,204.21 | 96 | 8,688.54 | 102 | 9,336.75 | 346 | 26,229.50 | 97.389 | 26.9 |
妙高市 | 26 | 2,699.75 | 12 | 812.71 | 8 | 614.69 | 46 | 4,127.15 | 44.563 | 9.3 |
計 | 174 | 10,903.96 | 108 | 9,501.25 | 110 | 9,951.44 | 392 | 30,356.65 | 141.942 | 21.4 |
県全体 | 500 | 26,372.17 | 358 | 32,107.00 | 338 | 29,309.30 | 1,196 | 87,788.47 | 1,258.424 | 7.0 |
管内比 | 35.2% | 41.7% | 30.2% | 29.6% | 32.5% | 34.0% | 32.8% |
34.6% |
11.3% |
令和6年3月31日現在
急傾斜地崩壊危険区域
管内の危険区域数は20箇所、面積は29.1haです。
危険区域箇所数 | 面積(ha) | |
---|---|---|
上越市 | 12箇所 | 17.19ha |
妙高市 | 8箇所 |
12.24ha |
計 | 20箇所 | 29.43ha |
県全体 | 463箇所 | 580.82ha |
管内比 | 4.3% | 5.1% |
令和6年3月31日現在