本文
土砂災害に遭わないために
国・県・市町村では、土砂災害の被害に遭われる方がいなくなるように対策工事を進めています。
しかしながら、毎年、全国で約1,000箇所もの土砂災害が発生する日本においては、事前の予防対策が追いつかないのが現状です。
このため、大雨の際には「万が一」に備えて、避難することも重要になります。
1.土砂災害のおきる場所を知る
いざという時、安全に避難するためには「どこが危ないか」を事前に知ることが重要になります。妙高砂防事務所管内には約1,500箇所もの土砂災害のおそれのある箇所『土砂災害危険箇所』があることが分かっています。
これらの箇所とその周辺について、土砂災害防止法に基づき基礎調査を実施し、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の指定を進めています。
大雨の時に備えて、自分の住んでいる地域の危険な場所を確認し、川の氾濫なども合わせて、どのように避難するのが安全かを考えておきましょう。
新潟県砂防課ページ(別ウィンドウが開きます)
土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域の指定は、新潟県では現在全体の4割程度の指定にとどまっています。上越市、妙高市内でまだ指定されていない場所があるかどうかについては、妙高砂防事務所までお問い合わせください。
2.土砂災害のおそれの高まりを知る
次に、どのような状況になったら避難するかを知ることが重要になります。
新潟県では、大雨による土砂災害のおそれの高まりを調査し、公表しています。大雨の際には、下記にアクセスしていただき、どのような状況なのかを確認することが重要です。
土砂災害警戒情報システム<外部リンク>
新潟県砂防課ページ(別ウィンドウが開きます)
大雨警報が発表され、土砂災害警戒情報システムで赤やピンクの状態が長時間続くような場合には、土砂災害発生の危険性がかなり高まっています。
避難に向けての準備をし、2階や土砂災害の予測される方向から離れた部屋などに移るなどの備えを心掛けてください。
そして、避難勧告等が発表された場合や、斜面の崩壊等が発生した場合には、安全を確認しながら、速やかに避難をしてください。