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令和3年8月の大気中のトリクロロエチレン濃度が基準値を超過しました。今回の結果をもって直ちに健康に影響が出るものではありません。県は環境基準(4月から3月の年平均値)達成に向けて取組を進めます。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0399290 更新日:2021年8月25日更新

県では、昨年度に引き続き県央地域の3地点で、大気中のトリクロロエチレンのモニタリング調査を毎月実施しています。
8月の調査の結果、2地点でトリクロロエチレン濃度が基準値注1を超えて検出されました。
昨年度は、この2地点を含めた全3地点で環境基準注2を達成しており注3、また、今回の結果をもって直ちに健康に影響が出るものではありません。
県では、引き続き調査を行うとともに、以下の取組を進めます。

注1 環境基準注2として設定されている値であり、4月から3月の年平均値(12回)と比較して評価するもの
注2 人の健康を守るために維持されることが望ましい基準であり、国が定める行政上の政策目標
注3 令和3年4月21日報道発表

1 調査結果の概要

調査地点 試料採取日 トリクロロエチレン濃度 基準値 天候注4 主風向注5
燕市燕 8月10日~8月11日 240 μg/㎥ 130 μg/㎥ 晴-曇 西
燕市蔵関  190 μg/㎥ 曇-曇

注4 天候欄は左側に採取容器の設置時、右側に回収時の天候を記載
注5 試料採取日に燕測定局で観測した風向のうち、最も頻度が多い風向を記載

2 県の取組

   ○ ガイドライン注6 を事業者に周知し、排出抑制の取組を促進します。
   ○ 事業者の排出抑制の取組事例を県ホームページで公開しています。
   ○ アドバイザー派遣制度、国や市の支援制度を事業者に周知し、活用を促進します。
   ○ 今年度も事業者向けの排出抑制セミナーを開催します。
   ○ 立入検査を強化し、事業者に対して排出抑制に関する指導、助言を行います。

    注6 「トリクロロエチレンの排出抑制に向けた自主的取組ガイドライン」令和2年3月新潟県作成

【参考】
トリクロロエチレン

  • 健康への影響:中枢神経への障害、肝臓腎臓への障害、呼吸機能低下を及ぼすと言われている。また、腎臓がんのリスクが増加すると言われている。
  • 用 途:金属加工部品の脱脂等

報道発表資料 [PDFファイル/189KB]

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