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柏崎刈羽地域の「にいがた農業水利施設百選」(1)~古町頭首工~柏刈農楽校レポート
柏崎刈羽地域の「にいがた農業水利施設百選」(1)
平成27年10月に上越市にある上江(うわえ)用水路が、県内初の「世界かんがい施設遺産」に登録されました。上江用水路は、「にいがた農業水利百選」にも選定されている農業水利施設です。
柏崎刈羽地域においても「にいがた農業水利百選」に選定されている施設があります。シリーズとして柏刈農楽校レポートで紹介していきます。
世界かんがい施設遺産
国際かんがい排水委員会(ICID)が、平成26年に創設した登録制度で、歴史的・技術的・社会的価値のあるかんがい施設の保全及び幅広い広報などを目的としています。
にいがた農業水利施設百選
県内の農業水利施設で農業・農村への貢献、歴史・文化的価値又は地域住民と密接な関わりを有している施設を、県民の皆様に知っていただき、その保全の必要性を理解していただくために「にいがた農業水利施設百選」が平成25年に選定されました。
古町頭首工
古町頭首工は、鵜川下流域の農地340haを灌漑(かんがい)するための取水施設です。昭和29年に県営事業で造成され、昭和63年に改築されました。古町頭首工から続く古町用水路の幹線部分の延長は3,257mで、田に用水を運んでいます。
古町頭首工は、鵜川上流に建設中の国営造成市野新田ダムと共に地域の農業に必要な用水の安定供給に貢献しています。
鵜川上流から古町頭首工を望む
鵜川地域(柏崎市南下地内)を流れる古町用水路