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胎内第一発電所【新潟県企業局】

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0049255 更新日:2024年3月27日更新

胎内第一ダムから約6kmの導水トンネルを通った水で発電する発電所

施設の紹介

  • 胎内第一発電所は、昭和37年10月から運転を始め、発電の最大出力は11,000kWです。
  • 発電所は無人化されており、新潟県村上市坂町にある新潟県発電管理センターから監視・制御しています。
  • 胎内第一発電所は、令和3年度から大規模改良事業を行っています。(詳しくは 「https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kigyoshisetsu/taiitirenewal.html」をご覧ください。)

 胎内第一発電所の画像
 胎内第一発電所

主な施設

胎内第一ダム

  • 胎内第一ダムは、胎内第一発電所の取水を行うために設けられた発電専用ダムで、職員が常駐して管理を行っています。
  • 胎内川の上流部は豪雪地域なので、冬季は道路が雪で閉鎖され、通ることができなくなり、ヘリコプターを使って職員を運んでいます。
  • さらに上流には、奥胎内ダムがあります。

胎内第一ダムの画像
胎内第一ダム

導水路・サージタンク・水圧鉄管

 胎内第一ダムから取水した水は、胎内川に沿って約6kmの導水トンネルで発電所へ導かれます。トンネルはほぼ水平で、6kmで川との間に約160mの落差が得られます。この落差を使って水圧鉄管により発電所まで水を落下させて発電を行っています。

発電所のあゆみ

  • 胎内川は、流域面積に比較して水量豊富な急流河川です。その豊富な水資源を有効に利用するため、昭和32年4月に胎内第一発電所と胎内第二発電所の2つの発電所を二段階に分けて建設する開発事業に着手しました。
  • 昭和35年4月に着工したこの発電所は、当初、昭和36年12月に運転を開始する予定でしたが、隧道(水路トンネル)の地質の不良、異常豪雪などの悪条件が重なったこともあり、工事が大幅に遅れ、昭和37年10月にようやく完成しました。
  • 発電所が運転を開始して間もない昭和42年8月28日、新潟・山形の両県にまたがる記録的な豪雨が襲いました。各地で大きな被害をもたらしたこの「羽越水害」で、増水した水が胎内第一ダムの堰堤を乗り越え、発電所や宿舎が水没するなど大きな被害を受けました。

羽越水害で水没した胎内第一発電所の発電機の画像
羽越水害で水没した胎内第一発電所の発電機

主なデータ

胎内第一発電所の主なデータ
発電所の場所 新潟県胎内市下荒沢
発電開始 昭和37年10月27日
発電所の形式 ダム水路式(落差を得る方法による分類)・調整池式(運用の方法による分類)
出力 最大出力 11,000kW 常時出力 2,200kW
使用水量 最大使用水量 毎秒8.0立法メートル 常時使用水量 毎秒2.16立法メートル
有効落差 161.7m
水系河川名 胎内川水系胎内川
管理・運転 新潟県発電管理センター(新潟県村上市坂町)
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