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ベトナム・ハイフォン市の観光情報
カットバ群島
概要
カットバ群島は大小366の島々からなる群島で、全長約200平方km、ハイフォン市の東側、船で中心部から60キロほどに位置しています。ユネスコ世界自然遺産、世界7大自然神秘の一つである、ハロン湾に近接しております。カットバ群島はユネスコ生物保護区であり、世界自然遺産に登録されると見られています。
島には森林の新鮮な空気、海、山、小さな湾、海岸、珊瑚礁、などがあります。また、カットバ国立公園には豊富な資源があり、美しい景色や多くの珍しい動植物がいます。島々には美しい洞窟があり、鮮やかで巨大な自然の絵画を創り出しています。
カットバ島への交通
ハイフォン市からは、ビン埠頭から船で気軽に行くことができます。午前6時から午後3時までの間、毎日数回運航されています。所要時間はおよそ1時間です。ハロン市からは、チュアン・チャウ島からジア・ルアン港まではフェリーで、そこからバスに乗り換え、カットバの町まで約20分ほどです。
もう一つの方法は、カットバ島内連絡道路を利用します。全長27キロのカットバ島内連絡道路は、海に沿って曲がりくねった小道や坂があり、国立公園や谷間を抜け、すばらしい景色を楽しむことができます。
こちらは、サイクリングツアーで島内をめぐるのには理想的です。
カットバ島の魅力スポット
ビーチ
カットバ島にはたくさんの天然のビーチがありますが、最も人気が高いのはカットコ1,2,3,カットドゥア、カットオンなどです。小さなひっそりとした白砂の海岸です。海水は塩分が高くきらきらと透明に輝いています。
ランハ湾
ランハ湾はカットバ群島の南東に位置する湾で、数百の大小の島々に囲まれた大きなアーチ型の湾は、一枚の巨大な自然の絵画のようです。ハロン湾と異なり、ランハ湾の島々は木々や植物に覆われています。小さな漁村が浮かぶおだやかな海には、日常の世界から切り離された暮らしがあります。湾には、珊瑚礁とともに、数え切れないほどの白砂のビーチがあり、海水浴、カヤッキング、ダイビング、スノーケリングなどに最適です。
キャノン要塞
「見事だ」カットバ島、海抜177メートルに立つキャノン要塞を
訪れた人々がまず口にする言葉です。歴史的証拠物に記録されているのは、
二つの要塞とシェルター、塹壕、展望台の複雑なシステム。
山頂に建てられた要塞は、戦争や時間の経過にもかかわらず、大部分は手つかずのままです。要塞は海抜177メートルの位置にあり、要塞に立つと、カットバ群島のすべての景色を楽しむことができます。
カットバ国立公園
カットバ国立公園は、亜熱帯原生林の森林や、動植物にあふれ、興味深い洞窟が点在しています。国立公園の総面積は15200ヘクタール、そのうち9800ヘクタールは森林で、5400ヘクタールは海域です。公園はカルスト地形で、主に石灰石の岩山、そして谷、池、白砂の海岸など、多様な自然であふれています。
フロッグポンド 山の上の湖
国立公園の中、原生林を抜け、マイバウ山に登ると、古くからのバンヤン樹がある辺り、石灰岩石の谷間に浸水した森があります。そこがフロッグポンド(カエル池)と呼ばれる湖です。淡水湖で、海面からかなりの高さに位置し、この種のものでは島内最大の湖です。
カットドゥア島
カットドゥア島は(野生の猿が多く生息するためモンキーアイランドとしても知られる)カットバ島の中でもスイミングやカヤッキングを楽しめる美しいところです。ビーチではマリンスポーツ施設や、バー、レストラン、環境に配慮した宿泊施設など、様々なレジャーがあります。
カイベオ遺跡
カイベオはカットバ島の遺跡で、フランスの考古学者J.G. AndexownとM. Colaniによって1930年代後半に発見されました。この遺跡から、現在から6,475-4,200年前のハロン湾の文化の痕跡や、6000年前の古代ベトナム人の足跡が分かる新石器時代の遺跡が多く発見されています。