本文
整備新幹線の財源スキーム
整備新幹線は、国や都道府県の負担やJRからの貸付料で建設しています。
財源フレーム
ア.貸付料等
- 貸付料は、JRが鉄道・運輸機構に支払う施設使用料です。
- 貸付料は、整備新幹線を営業することに伴うJRの収支改善の範囲を基準に算定されています。
イ.国の負担
- 既設新幹線譲渡収入
- 既設4新幹線(東海道、山陽、東北、上越の各新幹線)のJRへの売却収入の一部が充てられています。
- その額は、平成29年度上半期まで年額724億円とされています。
- 公共事業関係費
ウ.都道府県の負担
- JRが支払う既設新幹線譲渡収入全額を国の分とみなし、これに公共事業関係費を加えた額を国の負担分、その2分の1が都道府県の負担分となっています。
- この負担分については地方債(充当率90%)の発行が認められ、その元利償還金の50~70%が普通交付税で措置されています。
- 都道府県負担分の一部について、市町村に負担させることができるとされ、新潟県では、上越市、糸魚川市、妙高市が負担しています。