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学びいきいき中越第77号

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0204706 更新日:2017年7月6日更新

未来を拓く力を育てるキャリア教育の推進 7月は「夢創造、ナビゲーション月間」の3点の取組を!

 キャリア教育に関する表右表は、昨年度の「学校教育の重点アンケート」の【重点事項6「郷土愛を軸としたキャリア教育の推進」】の集計結果です。
 管内の小・中学校ともに年間指導計画の整備が進んでいます。
 一方で、「夢創造、ナビゲーション月間」の取組、「夢ナビカルテ」の活用、「子ども参観日」等の家庭との連携、「ジョブチャレンジ」等への参加に向けた体制づくりに肯定的に取り組んだと回答した学校は80%に満たない状況です。

 7月は「夢創造、ナビゲーション月間」です。県教育委員会では、次の3点の実施をお願いしています。
(1) キャリア教育DVD「夢サポート」を活用した授業
(2) キャリアカウンセリング、家族との対話等
(3) 「夢ナビカルテ」の活用
各校の月歴に位置付けて、確実な取組をお願いします。

休日や長期休業日を利用して「子ども参観日」を実施しよう! 平成29年度「子ども参観日in長岡地域振興局」の紹介

子ども参観日 県では、「キャリア教育の取組の方向」として、「地域や産業界と連携して、多様な人々の生き方を知り、様々な職業を体験しながら、自らの生き方を考えるなどの学習する機会を積極的に設ける。」と示しています。
 これを受けて、中越教育事務所では今年度も「子ども参観日」を下記のとおり計画しています。
 「子ども参観日」等を通して家族の働く姿を見せたり、児童生徒の将来について家族で対話の機会を設けることは、キャリア教育を推進する上で大切なことです。各学校においても「子ども参観日」が広がるよう取組をお願いします。

○ 実施日 平成29年7月28日(金) 午前8時30分から正午まで
○ 計 画
 ・ 8:30~ 9:00
 開会式(自己紹介、日程説明、名札、名刺の確認・交換練習、他)
 ・ 9:05~10:00
 局長と名刺交換後、保護者の勤め先で仕事見学及び仕事体験
 ・10:10~11:30体験学習
 *Aコース(低学年向き) … 庁舎見学、働く車見学・乗車、「1億円の重さ」の体感、税のビデオ鑑賞
 *Bコース(中学年向き) … 糖度検査、他
 *Cコース(中学年以上) … 水質調査、他
 *Dコース(高学年以上) …「宮内大橋」へ行き現地見学学習
 ・11:40~12:00 閉会式(アンケート記入、感想発表)→記念写真撮影、終了後解散

~平成28年度 児童生徒にかかわる事故発生状況~ 児童生徒の安全確保、交通事故防止

児童生徒の事故防止 25年度から減少していた事故発生件数が、28年度は増加しました。本年度に入って現在(6/15)までの事故は、交通事故8件、一般事故15件、不審者2件です。
 1つ目のグラフは発生した事故が学校管理下にあるか否かを示しています。学校管理下での事故が増加しています。授業や休憩時間、部活動で事故につながる危険性が潜んでいないか確認を徹底してください。
 自転車乗車中の事故が昨年度に比べ激増しています。帰宅後、遊びに出かけて事故に遭う事案や中学生の自転車登下校中の事故が多くなっています。自転車事故は大きな負傷につながります。各学校で再度、安全運転についての指導をお願いします。

 

 

自校の「いじめ防止基本方針」と取組の見直しを!

 文部科学省は、平成25年10月「いじめの防止等のための基本的な方針」を打ち出し、平成29年3月に改訂を行いました。4月7日付け文書にて、改訂版の一部修正と文部科学省ホームページへの改訂版のアップについて、義務教育課より学校に通知したところです。いじめの問題への対応は学校における最重要課題の一つです。担任など特定の教職員が抱え込むのではなく、学校が一丸となって組織的に対応することが必要です。また、関係機関や地域の力も積極的に取り込むことが必要であり、これまでも国や各地域、学校において様々な取組が行われてきました。しかしながら、未だ、いじめを背景として児童生徒の命や心身に重大な危険が生じる事案が発生しています。本県でも、昨年度いじめを要因とする生徒の自殺、福島県からの避難生徒に対するいじめ等が発生しています。
 この度の改訂では、学校のいじめ防止の基本方針やいじめに対する措置等について、より具体的な取組に言及しています。例えば、「学校のいじめ防止基本方針に基づく取組の実施状況を学校評価の評価項目に位置付け、達成目標を設定し評価すること」「特定の教職員がいじめに係る情報の抱え込みを防ぎ、学校いじめ対策組織にて対応方針を決定し、被害生徒を徹底して守り通すこと」などです。
 各学校においては、いじめ、不登校、問題行動等に対する早期発見、即時対応が可能な校内体制の確立、複数の目による児童生徒の実態把握が確実に行われているか確かめてください。また、規範意識や人権尊重の心の育成、自殺予防等に向けた職員研修の実施など、「社会性育成」「未然防止」の取組を一層推進されるようお願いします。

 

新学習指導要領を見据えて 言語活動の充実に向けた「1中学校区1取組」の着実な取組を!

 現行学習指導要領と同様に新学習指導要領においても言語能力の育成を図るために、必要な言語環境を整えることが求められています。国語科を要としつつ、各教科等の特質に応じて児童生徒の言語活動を充実すること、読書活動を充実することが引き続き重要視されていることから、これまでの成果を着実に定着させ、更に発展させる必要があります。
 既に各中学校からは、「言語活動の充実に向けた10の取組チェック用紙」を基に、これまでの成果と課題を洗い出し、児童生徒の発達段階に配慮しながら取組内容をまとめた「計画書」が提出され、現在、計画訪問を通して取組内容を確認しているところです。
 中学校区の国語科主任がコーディネート役となり、計画書に基づいた取組を共通実践してください。下に、「10の取組チェック項目(一部)」を示しましたので、自身の授業や取組を振り返り、すべての教科で言語活動を充実させるようお願いします。
 □ Web問題に取り組む
 □ 「全国学力調査問題」に取り組む
 □ 「授業アイディア例」「言語活動の充実に関する指導事例」を活用した授業を行う
 □ 授業の振り返りを行わせる(ノートや用紙に記入 毎時間、毎週、単元)
 □ 毎時間子供に辞書を準備させ、調べさせる
 □ 「月○冊本を読む」取組を小中で行う

第1回 教科指導ステップアップ研修会 報告 授業研究を核にして、日々の授業改善を!

 教職4年目の教員を対象とした「教科指導ステップアップ研修」の第1回目を開催しました。現在の自己の課題を明らかにし、同じ教職4年目の仲間とともに1年間を通して、授業改善を進め、教科の指導力を高めることを目指します。受講者は2班に分かれ、1班(76名)は6月15日(木)、2班(66名)は6月19日(月)にいずれも小千谷市市民学習センターを会場として行いました。 ステップアップ研修

 

 第1回目は、小学校は学年別、中学校は教科別を基本として編制されたグループに分かれ、各自の実践レポートを基に仲間と協議しました。受講者は皆、積極的に意見を述べ合い、それぞれが仲間の意見を参考にして、自分の授業のよさと改善点を明らかにしていました。


 第1回目の研修を終えた受講者の感想です。
「同じ受講者の方の実践や、指導者の先生からのお話を聞き、また、自分の授業の振り返りをすることで、授業改善に対する意識が高まりました。明日から勤務校で試してみたいことができうれしいです。」


 第1回目の話合いを受けて、各自が「私の授業改善実施計画」を作成し、それに基づいた実践を重ねていきます。1班は11月24日(金)に、2班は12月1日(金)に2回目を行い、それぞれの実践について発表し合います。どのような手だてが有効であったか、児童生徒にどのような変容があったかなど、成果を確認する予定です。各学校でも、受講者の授業改善に向けた取組への御支援をよろしくお願いします。

学校と地域をつなぐ地域連携各種研修会がスタート!

 地域とともに歩む学校づくりに向けて、5月9日に今年度初めて地域連携
担当に命ぜられた教員を対象とした地域連携担当教員研修会(A研修)、5月
24日には地域との連携・協働を推進するための管理職等研修会(C研修)を
開催しました。各々の事前と事後のアンケート結果を紹介します。

 

地域連携アンケート

 管理職や地域連携担当教員が、前年度の成果と課題をとらえていると認識していても、それが全校体制として浸透していない場合があります。教育計画に地域との連携・協働を位置付け、成果と課題を明確にして共有する取組が必要です。
 また、受講者は今後に役立つ研修であったと感じています。担当者や管理職の熱意が伝わる校内研修を夏季休業期間等に開催して、キーパーソンである地域連携担当教員が中心となった全校体制での地域連携をさらに推進してください。

管理手帳 中越版 ◇非違行為根絶に向けて取組の継続・強化を!◇

 今年度4月からの事故報告件数は13件で、昨年度同時期より6件増となっています。交通事故(5件:加害3件含む)が増加しています。特に、交差点での安全確認不足による交通加害事故が続発しています。左右の安全確認を確実に行い、「かもしれない運転」の励行をお願いします。交通事故防止は、非違行為根絶に直結する継続的な課題です。「車は、人の命を奪う凶器にもなり得る」との認識を高め、自転車、歩行者などへ配慮した運転に心がけてください。
 また、速度超過違反も1件発生してしまいました。朝、出勤途中で30km/hオーバーで検挙されました。速度超過違反は大事故につながる危険な運転です。時間と心にゆとりをもった運転を徹底するよう取組を強化してください。
 昨年度末に行われた体罰に関する調査では、体罰と判断された事例はありませんでした。しかし、不適切な指導と判断された事例が6件(小1件、中5件)報告されています。体罰の多くは、児童生徒との対応の中で、教職員が冷静さを失い、感情的になってしまったときに発生しています。全校体制で児童生徒の人格を尊重した指導を再確認し、体罰を根絶するようお願いします。

事故報告件数

 

 

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