本文
【南魚沼】レジオネラ症について
レジオネラ症とは?
1、レジオネラ症には2つの病型があります。
レジオネラ肺炎
2~10日の潜伏期間を経て、悪寒、高熱、筋肉痛等を伴う肺炎を引き起こします。
時として重症になることがある上、急激に病状が悪化するため、医療機関への受診が遅れると致死率が高くなります。
また高齢者や、乳幼児、多量喫煙者、持病のある方(糖尿病、慢性呼吸器疾患、免疫不全)などが罹りやすい傾向にあります。
ポンティアック熱
インフルエンザ様の急性熱性疾患で、肺炎にならず自然治癒型です。
2、どのようにして感染するの?
- レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(非常に細かい水滴)を吸入することで感染します。
- レジオネラ菌に汚染された冷却塔周辺、循環式浴槽水、シャワーなどで感染の報告があります。
循環式浴槽を使用する公衆浴場、旅館営業者のみなさまへ
レジオネラ症防止のため、循環式浴槽は衛生管理を徹底しましょう。
清掃・消毒の管理のめやすは以下のとおりです。
ご家庭用の循環式浴槽も同様の管理を行ってください。
一般的な循環ろ過式浴槽の略図
浴槽水の水質検査も忘れずに!
循環ろ過装置がある場合
循環ろ過装置を使用している場合は、年に2回以上、水質検査を行いましょう。
ただし、次の場合は年に6回以上の水質検査が必要です。
- 『循環ろ過装置を使用』し『1週間以上、浴槽水を交換しない』場合。
- 『気泡発生装置』『ジェット噴射装置』等、空気中に微細な粒子を発生させる設備がある場合。
循環ろ過装置が無い場合
注意点は次のとおりです。
- 毎日1回以上は完全に浴槽水を取り替える。
- 毎年に1回以上は浴槽水の自主検査を行う。