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【長岡】「健康管理担当者の情報交換会」を実施しました。
健康経営が注目され、「にいがた健康経営推進企業」など実践している事業所も増加しているところであるが、管内の事業所は中小規模が多く、健康管理担当が職員1人配置であり、健康づくりの方法に悩んでいるという声も多い現状です。
そこで、働く世代の健康づくりが継続して展開されることを目指し、健康づくりに関する情報交換や好事例を共有することで、企業同士のネットワークを形成し、継続した取組ができるよう支援するため、情報交換会を開催しました。
実施概要
【開催日時】
令和3年7月29日(木曜日) 午後2時から午後4時まで
【方法】
オンライン(Zoom)
【対象者】
にいがた健康経営推進企業(長岡管内事業所)、長岡商工会議所、小千谷商工会議所、見附商工会、出雲崎商工会、長岡地域商工会連合、4市町の保健衛生主管課及び産業労働主管課担当職員 等
内容
1 情報提供
「にいがた健康経営推進企業を対象としたアンケート調査の結果について」
長岡地域振興局健康福祉環境部 地域保健課
実施したアンケート調査結果はこちらです
2 好事例共有
管内事業所が実施している健康づくりの取組について共有しました。
■サカタ製作所(長岡市)
測定可能な目標をたて、健康への関心度合いを数値化するなど、評価方法も含めた取組を実施している。
○健康づくりの取組について
・「喫煙対策」
禁煙したい社員を支援し、成功したら表彰を実施
数年かけて構内全面禁煙及び就労時間内禁煙の実施
・「栄養・食生活」
野菜プラスランチを保健所・食生活改善推進委員と共に実施
自販機に健康飲料を設置
・「歯・口腔ケア」
定期的な歯科受診を推奨、費用補助
・「健診」
県外営業所の健診機関を統一し、健診結果の経年変化を把握した
■安藤組(長岡市)
○健康づくりの取組について
・「歯・口腔対策」
歯・口腔の健康は体全体に影響する。月に1回朝礼で講話、休憩所にポスターの掲示を実施
・「喫煙対策」
今までどこでもいつでも吸える状態だったが、法改正により、喫煙場所を決め分煙とした。
・「健診」
健診後、要再検査の人は、全員受診してもらい、医師の診断書を提出してもらっている。
夏は熱中症、冬は除雪作業があり、日頃からの健康管理が重要と考えている。
○健康チャレンジについて
・従業員の動機付けのために参加。朝礼で説明しスマホにダウンロードしてもらった。
・従業員一人一人が真面目に取り組んでくれた。3ヶ月後の最後の期間にポイントチェックの声かけを行った。従業員同士で声かけをし、健康について話をしていたのが良かった。
○取組の難しいところ
「歯・口腔の健康」に取り組んでいるが、歯科検診等を行っていないので、どれ位良くなったが評価が難しい。
■秀和建設(小千谷市)
○取組のきっかけ
協会けんぽの資料を見たこと、従業員が病気になったこと等で、健康で長く働いてもらうことが大切と感じたこと。
○健康づくりの取組について
・「こころの健康」に重点的に取り組んでおり、休職者の復帰対応、定期的な面談、ストレスチェックを実施している。
・朝礼時にラジオ体操、インフルエンザ予防接種の費用全額補助、安全大会を毎月実施、熱中症対策に取り組んでいる。
○難しいところ
自ら取り組んでもらう工夫が必要と感じる。健診後の再検査、禁煙・禁酒対策に費用補助が必要と感じている。
3 情報交換
健康管理・健康づくりの困りごとについて情報交換しました。
今後の取組について
事業所での健康づくりの取組が継続できるよう、今後も方法を模索しながら支援していく予定です。