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【長岡】越後長岡百景の「15 紫米の棚田(栃尾)」を紹介します
「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
その百景のひとつに選ばれた「15 紫米の棚田(栃尾)」について紹介します。
「想い」のタイトル
栃尾の山間に蘇る太古の田圃
公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)
栃尾の山深くへ分け入ると、そこには古代「紫米」の田園風景が広がります。紫米は普通の稲穂と色が違うのですぐに見分けることができます。太古より米をつくり続けてきた私達日本人の歴史と文化を感じる、まさにロマンあふれる風景といえるでしょう。紫米は水口米とも呼ばれ、水が冷たすぎてコシヒカリが育たないような山間でも、負けることなく育つ強い品種です。素材の良さが認められ、某料理対決番組に登場するなど、これから発信されていく地域資源ではないでしょうか。
(栃尾市在住 50代 女性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。
百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)
山郷の冷えし棚田の水口に朝陽耀く紫の穂は
※ 内容は平成17年の応募当時のものです。
関連情報
紫米
紫米は、稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいる古代米(稲)の一種です。ここで作られている梅三郎はもち米の品種で、普通の稲では育ちにくい冷たい水でも育つため、昔から、田んぼの湧水の取り入れ口に植えられていました。穂は成熟するまでは黒紫色で、その後は茶色に変わっていきます。毎年、8月の中旬から下旬にかけて、田代地区の田んぼでは、紫色の稲穂の風景を見ることができます。
越後長岡百景位置図
紫米の棚田(栃尾)周辺地図(地図内の赤字番号は、百景の番号)
越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]
大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」
越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。
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