本文
【長岡】越後長岡百景の「84 大凧合戦(見附・中之島)」を紹介します
「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
その百景のひとつに選ばれた「84 大凧合戦(見附・中之島)」について紹介します。
「想い」のタイトル
六月の大空に舞う 百枚張の大凧と男の意気
公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)
6月の大空、心地よい弥彦降ろしの風に乗り、百枚張の武者絵の大凧が一枚二枚と揚がりはじめ、凧糸がのれんの如く垂れ下がり、空を埋め尽くさんばかりの大凧の競演。その光景はまさに”豪壮日本一”。両岸の笛と共に赤旗が振り降ろされ、いよいよ大凧合戦の始まりです。様々なはん天を纏った若者が砂煙を上げて走り、糸を引き合う。この緊張感と男の意気が凧好きをたまらなく引きつけるのです。凧にかかわり30年。来年が待ち遠しい。
(中之島町在住 50代 男性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。
百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)
心地よい弥彦降ろしの風にのり空を埋め尽くす凧の数々
大空に風を孕みて大凧の太綱うねる大蛇となりて
※ 内容は平成17年の応募当時のものです。
関連情報
大凧合戦
見附市今町・長岡市中之島の大凧合戦は毎年6月の第一土曜日から3日間にかけて、中之島大橋下流の刈谷田川堤防上で行われます。その発祥は不明ですが、言い伝えでは元禄年間(1688~1703)の頃といわれ、その後、刈谷田川堤防の地固めの一策として人を集めて行ったのが、今日の大凧合戦の始まりと伝えられています。中之島側と今町側の各組が刈谷田川の両側に分かれて思い思いに大凧を揚げ、空中で絡み合わせます。美濃紙100枚張(縦4.3メートル、横3.2メートル)の六角大凧が大空を駆けめぐる姿は迫力満点です。この様子は、詩人の北原白秋が凧民謡の中で、「越後今町、男の盛り、凧のいくさは、意地でやる」とうたっています。
関係機関リンク先
- 大凧合戦の由来(見附市のホームページへリンクします)<外部リンク>
- 長岡中之島・見附今町大凧合戦(長岡市のホームページへリンクします)<外部リンク>
越後長岡百景位置図
大凧合戦会場周辺地図(地図内の赤字番号は、百景の番号)
越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]
大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」
越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)