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【長岡】越後長岡百景の「86 ふいごまつり(与板)」を紹介します
「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
その百景のひとつに選ばれた「86 ふいごまつり(与板)」について紹介します。
「想い」のタイトル
鉄と火のカーニバル
公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)
11月8日は全国的に鍛冶屋の祭りの日。打刃物で栄えてきた与板町で有志による「村のかじや」という団体が「鉄と火のカーニバル」と銘打った「ふいご祭」を開催し、白装束と鳥帽子に身を包んだ村のかじやの方々による、古式ゆかしい鍛錬儀式が実演されます。炉の中で真っ赤になるまで熱した鉄が、振り下ろした大槌に打たれた瞬間、パッと火花が飛び散る様子を実際に目の当たりにすると、とても迫力があって感動しました。
(与板町在住 30代 男性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。
関連情報
ふいごまつり
ふいごとは、金属を高温で熱する際に、風を送って炉の温度を上げる道具で、古くから金属の精錬や加工に使用されてきました。「ふいごまつり」は、火の神様にふいごの安全を祈願する行事で、「たたら祭」とも言われています。現在、鍛冶屋の伝統的な道具と伝統技法の継承を中心にしたイベントとして、毎年11月の第1日曜日に金山神社で開催されています。
与板地域の打刃物産業の発祥は約400年前といわれ、戦国時代の伝統を今に伝えています。昭和61年には、「越後与板打刃物」として伝統的工芸品の指定を受け、現在は7人の伝統工芸士が、伝統的技術・技法を伝えています。
関係機関リンク先
越後長岡百景位置図
金山神社(与板)周辺地図(地図内の赤字番号は、百景の番号)
越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]
大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」
越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。
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