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31 照明寺 密蔵院
概要・良寛とのゆかり
真言宗照明寺の境内には、簡素至極な風情をたたえる密蔵院がある。良寛は生涯のうち3度(45、70、72歳)密蔵院に仮住まいした。
照明寺は、弘法大師作の聖観音像を祀る古刹。越後3番観音様礼所。毎年6月16日から18日まで観音講が開かれ、境内には屋台が建ち、
善男善女で賑わう。
最盛期には密蔵院を含む6ヶ寺があったが、天保12年に火災により焼失した。照明寺は早くに再興されたが、他は密蔵院のみ昭和33年に茶室風様式で復興された。
良寛は五合庵を仮住まいの後、45歳の時、この密蔵院に住んだ。照明寺の過去帳に「ひめもす」の歌と「朝々の華を献じ」の漢詩が記されている。
境内に良寛の詩歌碑と像がある。
※拝観自由(内部見学は要事前連絡)
Tel:0258-75-2301
駐車場 あり
全景写真
詩歌碑・像
良寛托鉢像:平成10年、如意山照明寺、中興第十九世弘義代、寄進(株)泉谷石材工業所
良寛歌碑(ひめもすに)
良寛両歌の碑(おほとのの、縁あらば):昭和59年、寺泊良寛会建碑
良寛詩碑(朝々献華暮暮):昭和57年、寺泊良寛会建碑
寺泊の本間源左衛門家を中心にした過去帳の冒頭に書かれた偈で、亡くなった人々が成仏されるようにという意味。
良寛歌碑(おほとのの):昭和46年、寺泊良寛会建碑
良寛詩碑(卜居観音側):昭和57年、寺泊良寛会建碑
関係機関リンク先
- 寺めぐり(上荒町~大町) (長岡市のホームページへリンクします)<外部リンク>
- 寺泊の史跡(寺泊観光協会のホームページへリンクします)<外部リンク>