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35 夏戸の本光寺
概要・良寛とのゆかり
夏戸にある浄土真宗の寺。源氏直系源義広こと、志田義広を祖とする志田氏の居城が夏戸城。
その志田氏が上杉氏の会津移封と共に夏戸を後にした。空いた志田氏の館跡に入ったのが本光寺である。境内の杉の大古木が歴史を感じさせる。
この寺は胃腸薬「金証丸」の製造販売をしていた。腸を害していた晩年の良寛もこの薬を服用していたようである。
良寛は本光寺の30歳も年齢の違う九世院主義成と仲が良かった。義成の40歳の長寿祝の席の歌会を思い出して、後ほど手紙にしている。
この手紙の歌の歌碑が本光寺境内にある。
全景写真
詩歌碑・像
良寛歌碑(ことしより):昭和52年、寺泊良寛会建碑
※( )は書簡にはあるが、歌碑にはない。