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53 願王閣
概要・良寛とのゆかり
今の願王閣は大庄屋富取家が天保6年(1835)建立し、寄進した。
願王閣は文治3年(1187)西行法師が当時の「せば村」の渡し守、甚兵衛に源頼朝から拝領した黄金地蔵を木造の胎内仏として彫し、堂宇を造って祀ったのが願王閣の始まりである。そしてその門前町として開けたのが地蔵堂である。
この願王閣の4代目又は6代目とされる閣主(住職)が、良寛の法弟である「遍澄」である。文政9年(1826)から住むようになった。
敷地内には遍澄が住んだ至誠庵があり、境内には遍澄の歌碑がある。堂内には岸駒作の金地着彩群鶴図があり、県指定文化財となっている。
全景写真
詩歌碑・像
遍澄歌碑