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65 大坂屋河渡・和泉屋河渡
概要・良寛とのゆかり
越後屈指の大豪商大坂屋三輪家と豪商和泉屋山田家が船運業で利用した河渡跡。
いしぶみ公園の対岸に位置する黒川の河渡は、越後屈指の大豪商大坂屋と豪商和泉屋が信濃川の船運と新潟よりの回船で発展させた。
与板の豪商でも自前の河渡を持っているのは両家のみで、河渡の裏手には倉庫蔵が数を誇り、船頭を多く抱えて明治まで栄えた。
同地の観音堂には船頭の守り神が奉られている。昭和年間までは黒川に船が往来していた。明治に入り、対岸に西本願寺派別院が建立され、豪商鍋屋大橋家が私財で橋を架けた。