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【長岡】インターンシップ生が長岡地域振興局の各部の取組を取材してきました(2024)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0691066 更新日:2024年9月11日更新

 令和6年9月2日(月)から6日(金)まで、長岡地域振興局でのインターンシップに4名の大学生が参加しています。インターンシップ生に、局内各部の取組を取材した記事をまとめてもらいましたので、ご紹介します。

 AさんとBさんは、地域整備部健康福祉環境部を取材しました。

 CさんとDさんは、農林振興部県税部を取材しました。

【地域整備部】刈谷田川ダム、寺泊港、大河津分水路の現場見学に参加しました

 Aさんからのレポートを紹介します

 地域整備部では、地域の皆様の暮らしの安全・安心の確保のため、インフラ施設の整備や公共施設
の維持管理、社会基盤の整備などの業務を行っています。
 今回、地域整備部の取組を取材するため、令和6年9月3日に「刈谷田川ダム」「寺泊港」「大河
津分水路」の現場見学に参加しました。

 刈谷田川ダムでは、職員からダムの役割や仕組みについて教わった後、ダムの内部を見学しました。
ダムには氾濫被害を抑える「治水」の役割だけでなく、栃尾地域へ水道水としての供給や水力発電へ
の利用など「利水」の役割もあることを学びました。
 また、刈谷田川には、洪水が起きた際に川の水を一時的に貯める「遊水地」が整備されていること
を学びました。遊水地は田んぼ等の農地を利用しているそうです。流域に関わる様々な方が垣根を越
えて治水に取り組み、私たちの安全な生活を守っていると感じました。
         刈谷田川ダムの写真
               刈谷田川ダムの写真


 寺泊港では、中央ふ頭の様子を見学しました。現在は撤去されていますが、昨年は約 100艘もの放
置されたボートがあり、強風で飛散する事故も起きたことをお聞きしました。被害を増やさないため
にこの区域を「放置等禁止区域」として定め、持ち帰りを呼びかけたところ、約 70艘まで減少した
とのことです。しかし、それ以上減ることはなかったため、簡易代執行により3日間かけて撤去作業
を行い、その後もパトロールを継続するなどして、港湾の維持・保全に努めているとお聞きしました。
         寺泊港の様子
                寺泊港の様子

 途中、国道402号野積橋の架替工事が行われている大河津分水路に立ち寄りました。大河津分水路
では、洪水処理能力の不足や施設(第二床固)の老朽化のための建替工事や、野積橋の架替工事の様
子を見学しました。大河津分水路の改修工事は、その規模の大きさから「令和の大改修」と呼ばれて
います。洪水処理能力改善のために川幅を広げること、第二床固の改築ではICT技術の導入や潜水
士による作業が行われていること、新しい野積橋は地域住民の皆様の要望により新たに歩道が付け加
えられることをお聞きしました。住民の皆様に寄り添いながら安全な暮らしを守っているのだと感じ
ました。
         大河津分水路の写真
              大河津分水路の写真


 Bさんからのレポートを紹介します

 地域整備部では、地域の皆様が安心・安全に暮らせるよう、道路や河川などのインフラ施設の整備
・維持管理を行っています。

 刈谷田川ダムでは、職員からダムの仕組みや役割について教わりました。
 ダムには、治水と利水という2つの役割があり、刈谷田川ダムで貯めた水は、栃尾地域の水道水や
刈谷田発電所での水力発電に利用されています。ダムの管理業務は、大雨の時に洪水から地域を守る
だけでなく、日常生活を支える生活に欠かせない仕事であると感じました。
         刈谷田川ダムの写真
              刈谷田川ダム本体

 大河津分水路では、川幅を広げる工事と架け替えられる野積橋を見学しました。
 この事業は、規模の大きさから「令和の大改修」と呼ばれています。架け替えられる野積橋には地
域の皆様のご意見から歩道を新たに加えて設計されており、地域住民の皆様の利便性の向上が期待さ
れると感じました。
         野積橋の橋台
              建設中の野積橋の橋台

 寺泊港では、3つあるふ頭のうち中央ふ頭を見学しました。
 寺泊港の岸壁や緑地の使用には新潟県の許可が必要とされています。しかし、昨年度まで寺泊港の
中央ふ頭近くの緑地に約 100艘の所有者不明ボートが放置されていました。令和4年12月に強風に
あおられたボートが近隣住民の家屋に飛散するなどの事故を背景に、昨年12月に簡易代執行が行われ、
放置ボートは全て撤去されました。
 地域整備部では、法の権限の下、地域の方が安心して生活するための活動が行われていることを学
びました。

【健康福祉環境部】医薬予防課、検査課、環境課の職場見学に参加しました

Aさんからのレポートを紹介します

 健康福祉環境部では、健康づくり、福祉、医療、衛生、公害など暮らしに密着した業務を行ってい
ます。
 今回は、「医薬予防課」、「検査課」、「環境課」の職場見学に参加し、それぞれの課の取組につ
いて教わりました。

 医薬予防課では、感染症が発生した際に使用する防護服を着用する貴重な経験をしました。隙間が
ないようにテープで固定したり、脱ぐ際には表面に触れないようにしたりなど、職員が感染しないよ
うな工夫がなされていることがわかりました。感染症が発生したら住民の健康を守るために最前線で
業務にあたることを実感しました。

 検査課では、水質や食品に関わる理化学検査や微生物に関わる生物検査が行われています。県内に
12カ所の健康福祉(環境)部のうち、検査を行っている所は長岡をはじめ、佐渡、新発田、上越、
三条、南魚沼の6カ所のみであると聞きました。また、HIV感染症の検査なども行っており、地域
住民の皆様の健康を守る重要な役割を担っていると感じました。

 環境課では、産業廃棄物、大気汚染・水質汚濁、鳥獣保護などに関する業務を行っています。海や
河川の環境調査に用いる採水道具や、狩猟免許試験に用いる猟具を見せてもらいました。環境や地域
の方々の生活を守るために様々な業務を行っていると感じました。
         福祉保健環境部の見学
           健康福祉環境部の職場見学の様子

 

 Bさんからのレポートを紹介します

 健康福祉環境部では、健康づくり、福祉、医療・医薬品、食品・衛生、公害・廃棄物など、暮らし
に密着した業務を行っています。

 医薬予防課は、感染症、結核等の対応といった業務を担っています。職場見学では、鳥インフルエ
ンザやエボラ出血熱などの感染症に対応する際に用いる防護服の着脱を体験しました。防護服の着脱
には、感染をしない・広げないための様々な工夫があることを学びました。

 検査課では、理化学検査と生物検査により、食品や水質等の検査を担っています。長岡地域振興局
の検査課では、他地域の試験検査も行っていることも教わりました。地域住民の皆様の暮らしを衛生
的に守る役割を担っている業務と感じました。 

 環境課では、産業廃棄物、大気汚染、水質汚濁、温泉、鳥獣保護、狩猟等多岐にわたる業務を担っ
ています。職場見学では、狩猟免許の講習で使用される模擬銃を見せてもらいました。そのほかにも、
工場などが適切に排水を処理していない場合に規制行政として指導を行っていることを教わりました。
         防護服着用の様子
              防護服着用体験の様子

【農林振興部】普及課、農村整備課の職場見学に参加しました

Cさんからのレポートを紹介します

 農林振興部では、「総務」、「農業」、「農村」、「森林・林業」の各部門で活気ある農業の支援、
農業の基盤づくり、豊かな森づくりに関連する業務を行っています。
 今回は「農業」部門の普及課と「農村」部門の農村整備課の現場見学に参加し、それぞれの課の取
組について教わりました。

 普及課では、農業経営及び農業技術の指導に関する業務を主に行っており、現場見学では長岡地域
において生産振興が進められている枝豆等の直売所である「なじら~て関原店」やJAえちご中越の
枝豆選果場を見学しました。

   説明を聞くインターン生  JAえちご中越のえだまめ選果場
       説明を聞くインターン生          JAえちご中越のえだまめ選果場

 現場見学を通して、安心安全な“顔の見える”農産物であるということや地元の農作物の持つ魅力を
改めて学ぶことができました。加えて、普及課が市やJA、生産者の方々と連携しながら、枝豆をは
じめとする農産物の生産など長岡地域の農業振興に大きな役割を果たしていることを改めて実感しま
した。

 農村整備課では、かんがい排水やため池など施設の整備に関する業務を主に行っており、現場見学
では防災減災事業が行われている八丁潟地区とため池整備事業が行われている百間堤地区の現場に同
行いたしました。

   防災減災事業が行われている八丁潟地区に建設中の新たな排水機場  百間堤地区の防災ため池事業の現場

    防災減災事業が行われている八丁潟地区     百間堤地区の防災ため池事業の現場
    に建設中の新たな排水機場

 ​実際に事業が行われている両現場の視察を通して、農業農村整備事業が与える影響の大きさを学び、
農業を営む基礎である水利施設の整備に関する業務を行っている農村整備課の仕事が長岡の農業基盤
を支えるのみならず、防災・減災対策としての働きも同時に果たしており、私たちの生活基盤を支え
る重要な業務を担っていることを学びました。

 

Dさんからのレポートを紹介します

~自然とのかかわり~               

 農林振興部では、「総務」、「農業」、「農村」及び「森林・林業」の各部門で活気ある農業の支
援、農業の基盤づくり、豊かな森づくりに関連する業務を行っています。
 今回は、農林振興部を取材するため、令和6年9月3日午前に「なじら~て関原店」と「枝豆選果
場」、午後は湛水防除施設である「八丁潟排水機場」と防水ため池施設である「百間堤地区」を見学
しました。

 なじら~て関原店では、店内を見学しました。その日に採れた新鮮な野菜をはじめ、米や加工品な
ど多くの種類を販売しています。現在は枝豆や旬の果物等を中心に地場農産物が販売されていました。
朝の時間帯にもかかわらず、多くのお客様がご来店されており、地域に浸透していると感じました。
 枝豆選果場では、枝豆の鮮度を保つための冷蔵施設や選別するための機械を見学しました。最終的
には人間の目で選別することになるため、多くの方々の力が必要になります。機械の規模が大きく、
圧倒されるばかりでした。
         枝豆
           選果場にあった収穫された枝豆

 八丁潟排水機場は、農地や住宅地等への湛水被害を解消する役割を担っています。建設から46年~
60年経過しており。経年劣化による機能が懸念されることから改修工事が行われています。
         八丁潟排水路
             八丁潟の排水路の様子

 百間堤は農業用ため池であり、農業用水として活用されていますが、地震や大雨時に水を貯めるこ
とで周辺地域の浸水被害を防いだりする効果もあります。自然と同化しており、水辺を好む生物のす
みかにもなっています。
         百間堤
               百間堤の様子

 八丁潟排水機場も百間堤も私たちが安全に生活するために欠かせない機能を持つことを実感すると
ともに、これからも維持していく必要があると感じました。

【県税部】の職場見学に参加させていただきました。

Dさんからのレポートを紹介します

~意外な仕事内容~

 県税部では、所管区域内の県税の課税、県税の収納、納税証明書の発行等の業務を行っています。
さらに、脱税を目的として軽油に灯油や重油等を混ぜて販売する不正行為を撲滅するための取組も行
っています。

 今回は実際に採取した試料を検査する体験し、比色検査というクマリン蛍光反応を用いた検査方法
により、不正軽油であれば蛍光反応が出ることを確認することができました。
         比色検査
             実際に検査している様子

 今回の体験を通じて、長岡地域振興局が様々な形で地域との関わりを持つとともに、地域の発展の
ために欠かせない存在であることを感じることができました。 

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