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【長岡】長岡地域振興局が実施した令和元年度地域振興事業を紹介します
地域の振興と発展に資するため、長岡地域振興局が令和元年度に実施した主な地域振興事業を紹介します。
錦鯉発祥の地PR事業(ソフト事業)
【実施目的】 平成29年5月5日に「県の鑑賞魚」に指定された錦鯉。長岡市と小千谷市にまたがる旧二十村郷をその発祥地としてPRすることで、知名度向上や地域振興につなげる。 【事業内容】 1 ラッピングを施した錦鯉の水槽をダイエープロビスフェニックスプール(長岡市)に展示 2 6月に表参道ネスパスで開催された「新潟プレミアサロン」に錦鯉水槽を展示 3 新潟おさかな大使「さかなクン」が県に寄贈した色紙イラストを活用して発祥の地をPRするため、大型フォトバナースタンド作成 【実施結果】 錦鯉水槽をダイエープロビスフェニックスプールや「新潟プレミアサロン」にて展示し、新潟県が錦鯉発祥の地であることをPRすることができました。作成した大型フォトバナースタンドは錦鯉関連施設やイベントで展示しPR活動に役立てます。 |
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さかなクンのイラストを使用したフォトバナースタンド |
河井継之助ゆかりの地PR事業(ソフト事業)
【実施目的】 河井継之助ゆかりの施設や史跡を活用し、誘客促進と交流活性化を図る。 【事業内容】 県内在住の外国人留学生をターゲットとしたモニターツアーを開催し、長岡地域振興局管内の長岡市、小千谷市及び見附市内の河井継之助ゆかりの施設、史跡等を巡ってもらい、その魅力を参加者からSNSで発信してもらいました。 【実施結果】 モニターツアーは昨年度の好評を受け定員を増やして実施し、留学生を中心に11カ国25名の方から参加がありました。参加者からは写真をSNSに投稿してもらい地域の魅力発信に貢献してもらったほか、アンケートによって外国人目線での地域のインバウンド観光に対する改善点等を指摘してもらい、管内市町や観光協会、県観光協会等に結果を送付し情報共有を図りました。 |
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慈眼寺で記念撮影 |
農産物PRイベントを活用した地域活性化と交流人口増加支援事業(ソフト事業)
【実施目的】 若手農業者を中心に関係機関が一体となり、長岡地域の農産物の消費拡大を図るため開催し発展してきた「世界えだまめ早食い選手権」を核として、さらなる農産物の情報発信と交流人口の増加のための宣伝活動の強化、障害者の社会参画支援を行う。 【事業内容】 4年目となる「EDAMAME FESTA(エダマメフェスタ)2019」を市民交流施設アオーレ長岡において開催し、「第4回世界えだまめ早食い選手権」のほか、農産物・飲食店のマルシェ、農業体験アトラクションを実施しました。 【実施結果】 イベントには前年を上回る12,000人の来場がありました。多くのマスメディアにも取り上げられ、長岡産えだまめの情報を県内外に発信することができました。 |
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EDAMAME FESTA(エダマメフェスタ)2019の様子 |
「ながおか花ハス」PR・消費拡大推進事業(ソフト事業)
【実施目的】 産地が形成された花ハス切り花を身近な花、生活を彩る花として地域に提案し、消費拡大に結びつける。 【事業内容】 イベントで花ハスを使ったアレンジメントを展示し、魅力をPRするとともに、カルチャー講座において生け花の花材として蓮台(はずだい)ドライを活用してもらいました。小学校への出前講座等も行いました。 【実施結果】 イベントを活用した花ハスのアレンジメント展示により、マスメディアにも取り上げられ、花ハスに対する関心を高めることができました。アレンジを担当した生花店からも地元産花ハスについて高い評価をいただきました。 |
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アレンジメントされた花ハス |
おぢや・夢・ミライ応援団事業(ソフト事業)
【実施目的】 新たに組織する協議会「おぢや・夢・ミライ応援団」及び小千谷市が、生徒・学生及び保護者を対象に行う、若者の就職・就労に関する取組みを、局が支援することにより、地元就職及び定住促進を図る。 【事業内容】 局では応援団の一員となり、高校生のキャリア実習・大学生向け企業見学ツアーなどのキャリア教育の支援のほか、Uターン就職促進のための「学生リストデータシステム構築」と「就職支援情報誌発刊」による就職情報の発信の補助を行いました。 【実施結果】 高校生や大学生の市内企業への就職につながる取組みの支援を行い、地元商工会議所等から高く評価されました。Uターン就職促進のための「学生リストデータシステム」の運用や就職支援情報誌の配布について適切になされるように助言を行いました。 |
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就職情報アプリのホーム画面 |
定住促進支援事業(ソフト事業)
【実施目的】 見附市が実施する、若者の交流の場を創出し、地域とのつながりや定住促進等を目的とした事業を補助することにより、地域の人口減少対策に寄与する。 【事業内容】 見附市が実施した「市内企業若手職員異業種交流会」に対して補助を行いました。 【実施結果】 参加者から好評であり、人間関係が広がったという回答が多く得られました。地域の魅力を感じることができたという回答も7割を超えていることから、事業目的である人間関係づくりや移住定住の促進には、一定の効果が得られました。 |
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異業種交流会 |
「杉沢の森」魅力向上計画(ソフト事業)
【実施目的】 「新潟県見附杉沢の森」を「健康増進」と「花」をキーワードに魅力の向上と情報発信の強化を図り、来場者の増加と地域住民の健康増進に寄与することを目的とする。 【事業内容】 園内で見られる植物編の「ガイドブック」を作成し配布するほか、園内入り口にアジサイやユキヤナギなどの花木を植栽し、誘客を図りました。 【実施結果】 ガイドブックを配布しPR活動を行ったほか、駐車場周辺の来園者が最初に目にする場所を地域住民が整備したことで来園の動機付けを行うことができました。 |
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植栽された入り口の木々 |
野草栽培の導入による地域活性化事業(ソフト事業)
【実施目的】 高齢化が進み集落人口が減少を続ける中山間地域において、所得の確保が期待される野草の導入のための栽培技術を確立する。 【事業内容】 1 野草栽培先進地視察研修 2 栽培試験(ドクダミ、ヨモギ)の実施(2か所) 3 栽培マニュアル(暫定版)の作成 【実施結果】 視察研修を通じて、野草導入を推進するための栽培技術等の知見を得ることができたほか、視察・栽培試験を通じて得た知見をもとに栽培マニュアル(暫定版)を作成することができました。 |
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よもぎ栽培の様子 |
地域での子育てメリット啓発(ソフト事業)
【実施目的】 首都圏よりも地域で生活し、子育てすることのメリットをPRすることにより、若い世代の地域での就職・定住を促進し、人口減少対策に寄与する。 【事業内容】 中高生、大学生等の親世代を対象に「少子化の現状と新潟暮らしのメリットについて」や「親力で決まる!子どもの将来のために親がすべきこと」といった内容の講演会を実施しました。 【実施結果】 参加者アンケートでは、「参考になった」との回答が第1部83.5%、第2部95.9%と高い割合でした。保護者を通じて若い世代に地元で暮らすことのメリットを啓発することができました。 |
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講演会の様子 |
山田海岸海浜施設改修整備事業(ハード事業)
【実施目的】 自然環境へのアプローチの安全確保と衛生機能・教育機能の強化に基づいて、交流人口の拡大と地域の活性化を図る。 【事業内容】 山田海岸海浜施設(山田海岸駅)防護柵修繕工事を行いました。 【実施結果】 海岸環境整備を実施し、自然環境へのアプローチの安全確保と衛生・教育機能の強化を行うことで交流人口の拡大と地域の活性化が図られることが期待されます。 |
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修繕された防護柵 |
刈谷田川堤防サイクリング回廊整備事業(ハード事業)
【実施目的】 刈谷田川において、未舗装部分である堤防を整備し、すでに整備されている堤防(サイクリングロード)と繋ぐ。これにより一連の回廊を形成し、刈谷田川付近の文化や水害体験の伝承、被災箇所を巡る等の地域間交流をより一層促進し、住民健康の向上を図る。 【事業内容】 長岡市大曲戸(刈谷田川左岸)付近の堤防481mをサイクリングロードとして整備しました。 【実施結果】 今回の整備で見附工区が一連となり、刈谷田川に沿ってのサイクリングロード利用可能距離が増長できました。サイクリングに活用することで、利用者の健康増進や地域間交流の拡大が期待されます。 |
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サイクリングロードとして整備された刈谷田川の堤防 |
本明川「サケの郷」整備事業(ハード事業)
【実施目的】 見附市杉沢地区の本明川におけるサケの遡上及び産卵の観察場所に転落防止柵、階段を整備することにより、「人と河川の豊かなふれあいの場」「河川をとおした環境教育の場」としての安全確保を図るとともに、サケを通した自然環境保護活動等により地域の活性化を図る。 【事業内容】 サケの遡上と産卵活動の様子を間近で安全に観察可能とする転落防止柵、階段を整備しました。 【実施結果】 脱着式の転落防止柵を設置することにより、小学校の総合学習(サケの遡上及び産卵の観察)がより安全にできるようになりました。また、地域内外の方からの来訪者数増加にもつながりました(市及び地元保存会によるカウントH30:569人 → R1:911人)。 |
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上:脱着式の転落防護柵 下:本明川に遡上してきたサケ |
災害時の道路利用者への情報発信事業(ハード事業)
【実施目的】 度重なる災害の経験から、住民にいち早く情報を伝える手段として、コミュニティFMは有効な手段であることから、FMながおかの周波数を広く周知することで、情報を速やかに提供する。 【事業内容】 一般国道351号他、管内一円の県管理道路の道路案内標識に周知看板を10基設置しました。 【実施結果】 災害発生時の重要な情報伝達手段であるFMながおかの聴取につながることが期待されます。 |
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設置された標識 |
人口減少問題対策推進事業
県民意識醸成活動
【実施目的】 人口減少問題について、若者への意識醸成を図る。 【実施内容】 小千谷市内企業の若手社員及び小千谷青年会議所会員を対象に「若者に選ばれる企業」や「未来から考える人口減少問題」をテーマにワークショップを開催しました。 【実施結果】 ワークショップでは、未来新聞の作成を通じ、若い世代の「働きやすさ」や「働きがい」を互いに知ることができました。また、小千谷の「強み」を活かしていくべきとういう意見などもあり、人口減少問題についての意識醸成に役立てることができました。 また、ワークショップで作成した未来新聞は、「おぢやしごと未来塾」の会場に掲示し、来場者にも小千谷の若者の考えを知ってもらうことができました。 |
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ワークショップの様子 |
【実施目的】 小千谷市が市内中学生に対し、市内の企業等の魅力をPRするために実施する「おぢやしごと未来塾」。この事業に県内大学の魅力を紹介することを加え、県内大学への進学促進を通じ、ひいては地元就職につなげることで、相乗的に事業効果を高める。 【事業内容】 小千谷市総合体育館を会場に小千谷市内企業等が41社、県内8大学、1専門学校が出展し、中学生1、2年生に対して企業と大学の魅力をPRしました。 【実施結果】 中学生1、2年生584名が見学し、会場では企業・大学等の説明を熱心に聞く姿が印象的でした。アンケート結果では、企業及び大学について、理解できた生徒の割合は、企業等が95%、県内大学が91%であり、将来の選択肢として認知されたことが伺えました。 |
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おぢやしごと未来塾当日の様子 |