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【長岡】 杉沢土地改良区を紹介します。
土地改良区は、
- 農業生産を行う上で欠かせない用排水施設の整備・管理や農地の整備を目的として設立された農家の組織です。
- 国土の保全や美しい農村景観など多面的機能を持つ大切な資源である農地や農業用水を次世代に引き継ぐ役割を担っている組織です。
杉沢土地改良区ってどんなところ?
杉沢土地改良区の管理エリアのイメージ
杉沢土地改良区は、昭和43年6月に設立された組織です。管理区域は、見附市の東側に位置する刈谷田川の上流で、塩谷川と刈谷田川が合流する右岸地域の農業用用排水施設を管理しています。
平成22年現在、組合員は、172人で、農地の管理区域は、92ヘクタールに及びます。
昭和46年以前のこの地域は、未整理地で、用水はため池や渓流水、塩谷川を水源とした隧道による取水に頼っており、非効率的な生産状況が続いていました。このような状況を改善し、農業の近代化を進めようと、昭和46年から農業構造改善事業により、20アール区画の整備と安定した用水確保対策を推進しました。
近年では、地域の主要用水施設であるため池が老朽化したことから、県営ため池等整備事業により2カ所改修がなされています。
- 杉沢地区(永面堤)平成7年~平成10年 貯水量約60千立法メートル
- 杉沢第2地区(二ツ堤上、下)平成14年~平成19年 貯水量24千立法メートル
塩谷川に設置されている大久保頭首工
用水に欠かせない地域の大切なため池(永面堤)
地区内にきめ細かく配置されている掛樋式の用水路
頭首工より約20m高い所に揚水されて地区内に配水される様子
見附市杉沢地内には、「新潟県見附杉沢の森」があり、里山の自然が満喫できます。
「杉沢の森」は、新潟県見附林木育種園の跡地を里山の自然体験や環境学習ができる「県民の森」として、新潟県が整備し平成20年度から見附市に管理が移管された施設です。
約20ヘクタールの敷地には、イベント広場や炭焼き小屋、木工クラフトなどに利用できる作業棟があるほか、散策できるよう木道などが整備されています。
作業棟わきにある杉沢の森案内看板
イベント広場周辺の様子