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新潟学園の概要
新潟学園の概要
- 設置主体 新潟県
- 定員 34名
- 土地 35,394.23平方メートル
- 建物 本館 1,279.04平方メートル 体育館 658.90平方メートル 寮舎・調理棟 1,134.97平方メートル その他 165.65平方メートル
- 職員構成
園長、次長(兼庶務課長)、管理栄養士(1)、事務員(1)事務嘱託員(1)指導課長、指導課長代理(3)、指導課職員(18)、他非常勤職員等
※ 指導課長代理、指導課職員は、男子寮2・女子寮の3寮体制による交代勤務
学校
新潟市立内野小学校希望が丘分校、新潟市立内野中学校希望が丘分校
教頭、教諭(6)、講師(2)、養護教諭、事務
新潟学園寮舎の画像
入退所の決定と時期について
- 入所は児童相談所の措置により決定される。なお、家庭裁判所の審判によるものもある。
- 退所は、児童個々の状況が改善し、また、保護者の受け入れ態勢なども考慮し、児童にとって最善と思われる時期に、当園から児童相談所と協議し、児童相談所により決定される。
- 入退所は随時行われる。
施設での指導の基本的な考え方
- 規則正しい集団生活を通じて基本的な生活習慣、望ましい生活態度や社会的規範を身に付ける。
- 自然豊かな開放的な環境と児童と職員が起居を共にする家庭的雰囲気のもと、情緒の安定を育み、他人や大人への「信頼感」を取り戻す。
- 生活と教育が一体となった様々な体験や学習の機会を通じ、自己を振り返り自らの行動を修正する。こうして「自信」を取り戻し、自己肯定感を育て生きる力を育成する
地域とのつながり
地域の関係機関や団体等で構成される「新潟学園運営連絡協議会」を通じて地域の方々から運営に参加頂いている他、多くのボランティアの方々の協力がある。
令和6年度「運営計画」(抜粋)
運営方針
1. 新潟学園がめざすもの
児童憲章、子どもの権利条約、児童福祉法等の精神に基づき、入所児童に適切な生活環境を提供しながら、児童が抱える混乱状態、不適応状態を改善し、自己統制力や総合的な生活力を身につけ、地域社会で自立できる力を培うことにより、児童の権利擁護を図る。
そのため、指導課・希望ヶ丘分校を含む全職員が「チーム学園」として一体となり、
(1) 様々な理由で適切な成長・発達が阻害されてきた児童に対して、規則正しくとも優しい温もりの感じられる生活体験を通して成長や発達を促していく。
(2) 仲間や職員との良好な人間関係を通して他者を信頼して尊重し、かつ自尊感情や自己肯定感を高めることで自主的な問題解決能力を育成し、責任を果たすことができる人間性を形成する。
また、保護者等との信頼関係を構築するとともに、関係機関と連携して、児童の家庭の状況に応じた環境調整等を行う。
2. 運営の重点
(1) 児童と職員との人間的ふれあい、相互交流を通して営まれる「共生教育」を支援の基軸とする。
(2) 児童の全体像をきめ細かく理解するように努め、将来を見据えた総合的な支援が行えるように児童、保護者及び関係者の意見を聞きながら適切な児童自立支援計画を策成する。また、定期的に再評価・見直しを行う。
(3) 児童が示すサインを敏感に受け止めながら、一定の枠のある集団生活を通して生活の立て直しを図る。
(4) 信頼関係、愛着関係を育み、児童が大切にされていることの実感を持てるよう、個別的な支援を重視する。
(5) いかなる場合においても児童への体罰等を行わないよう、透明性のある指導のあり方、援助技術の向上を目指す。
(6) 総合的な生活力の強化を図るために、希望ヶ丘分校と一体となって支援を行うとともに、さらに児童相談所、前籍校その他の関係機関との関係強化に努める。
(7) 児童の健全な育成にふさわしい施設環境の整備・美化に努め、安心・安全な生活となるよう、事故・災害・不審者等へ対策を十分に行う。
(8) 新潟学園運営連絡協議会と連携し、ボランティア等との交流を通じて地域に開かれた施設を目指す。
(9) ニーズに対応した施設機能や支援方法の充実・見直しを積極的に進める。
3. 指導の目的
・生活指導の目的
基本的生活技術・生活習慣、適切な対人関係の持ち方、社会生活技術、社会規範などを身に付けさせ、児童が健全な社会人として自立した社会生活を営んでいけるよう総合的な生活力の習得を支援する。
・学習指導の目的
児童自立支援施設における学習指導は、児童の性格行動上の問題や学習上の問題に配慮しながら、自主的・自発的に学習課題に取り組む態度を育て、健全な社会人として自立した生活を営むために必要な基礎的な学力を身に付けるために行うものである。
内野小・中学校希望が丘分校で実施される学校教育への協力と、職員相互の連携に充分配慮し、個々の児童に応じて必要な指導を一体的におこなう。
・作業(職業)指導の目的
働くことの喜びや育てることの喜びと、自然を愛する心を養うとともに基本的な就労態度、就労習慣を身につけさせる。
また、社会生活技術訓練、ボランティア活動などを通じ、将来社会人として健全な生活が営めるよう援助する。ヤギの飼育により、命の大切さ、動物を愛護する気持ちを育む。
・主な年間行事
- 4月 始業式・入学式、体験決意発表会
- 5月 慰霊祭、修学旅行、学校連絡協議会
- 6月 期末テスト
- 7月 終業式、北越四県野球大会
- 8月 キャンプ、始業式
- 9月 合同運動会、体験決意発表会
- 10月 学校連絡協議会、総合防災訓練
- 11月 学園祭、期末テスト
- 12月 終業式、クリスマス会
- 1月 始業式、書き初め大会・カルタ大会、体験決意発表会
- 2月 期末テスト、ウィンタースポーツツアー
- 3月 終業式、卒業式、卒業を祝う会