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新潟県の林業(地域別)
新潟県の林業
森林
新潟県は面積の68パーセントが森林(857千ha)です。森林は、家や机などの材料となる木材を生産するだけではなく、雨をたくわえて少しずつ川へ流す「自然のダム」になって、洪水(こうずい)や山くずれをふせいだり、酸素を出したり、レクリエーションの場としてやすらぎをあたえてくれたりと、たくさんの役わりを持っています。
森林は、人の手で苗木を植えた「人工林(じんこうりん)」と、自然のままの「天然林(てんねんりん)」に分けられます。人工林の大部分には、スギやマツなどの針葉樹(しんようじゅ)が植えられています。
また、新潟県には、森林について学べたり、自然体験ができたりする「県民の森」が5つあります。皆さんも近くの県民の森に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
素材(そざい)
森林から切り出された木は、建物を作るための木材や燃料といった「素材」として利用されています。新潟県では、様々な分野での利用を進めること等により、県産材の利用拡大(素材生産量の増加)に取り組んでいます。
きのこ
新潟県は「きのこ」の生産も盛んで、生産量は全国2位となっています。皆さんの地域ではどのようなきのこが栽培されているでしょうか。
きのこについて詳しく知りたい方は、下のリンクからきのこのページを見てみましょう。
森林と人を守る(保安林などの取組)
森林が持つやくわりにおいて特に重要な森林は「保安林(ほあんりん)」に指定されます。
その他にも、森林で起こる災害によって、人の命などに被害を与える恐れのある危険なところを「山地災害危険地区(さんちさいがいきけんちく)」に指定し、保安林と一緒に適切な管理を進めています。
危険地区は、4つの種類(下図参照)があり、雪が多いところ等、気象条件などにより地域差があります。
資料:治山課「新潟県の治山」