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棚田とは?

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0124201 更新日:2019年6月29日更新

 山の斜面などの傾斜地に、階段状に造られている田んぼを『棚田』といいます。大小さまざまで数えれば千枚に達するところから『千枚田』とも言われ、ふるさとの原風景として愛されてきました。

棚田の定義は

 一般的に棚田とは、傾斜地に階段状をなし、畦畔(けいはん)をつけてひらけた小区画の水田の総称ですが、農水省が1988年に実施した「水田要整備量調査」で対象とした『傾斜1/20(水平方向に20メートル進んだときに1メートル高くなる傾斜)以上の土地にある水田』を棚田として分布図を作成し、以後これが使用されるようになりました。

棚田の役割は

  • 農業生産の場
     生産性は低いですが、昼夜の温度差が大きいため、上質の棚田米が生産されます。
  • 洪水の防止
     降った雨の一部は、水田に溜められ、時間をかけて流れ出します。
  • 水資源かん養
     雨水や農業用水が地下に浸透し、下流の地域で再利用できます。
  • 土砂災害の防止
     稲作の持続により、棚田の地割れなどの荒廃が防げ、地すべりや土砂崩壊が防止されます。
  • 農村風景の保存
     都会の人達などが、心の安らぎを感じる美しい景観を残せます。
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