本文
CLT設計実例・構造見学講習会を開催しました(平成29年11月28日)
県では、県産材の利用拡大に向けて、CLTの普及に取り組んでいます。CLT(直交集成板)は、これまで木材があまり使われていなかった中層・大規模建築物に使用できる木質材料として注目されており、平成29年11月28日(火曜日)に設計者等を対象とした「CLT設計実例・構造見学講習会」を開催しました。
開催概要
- 日時:平成29年11月28日(火曜日)
- 会場:胎内市産業文化会館会議室(室内広義)
県立青少年教育施設(仮称)野外活動支援棟(構造見学) - 参加者:168名
(設計士、施工業者、木材・製材業者、市町村職員等) - 開催内容:
- 当施設の設計者、施工者による室内講義
- 建て方終了時点の構造見学
室内講義
意匠設計者からは、初めての設計で情報も限られ苦労したが、CLTは木質空間を実現できる環境への貢献度も高い魅力的な材料である。条件整備に伴い使いやすくなるだろうと説明がありました。
構造設計者からは、CLTの配置に工夫が必要であるが、大きな壁倍率を容易に実現でき地震に強い建物を実現できると説明がありました。
施工者からは、アンカーボルトの精度を確保するために手間がかかったが、組立ては順調であった。材料調達の期間を確保することが必要と説明がありました。
構造見学
見学者からは、「木の温かみが感じられる」との感想がありました。