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佐渡のお魚情報通信(ヤリイカ)
今回のお魚 ヤリイカ
両津市場に水揚げされたヤリイカ
ヤリイカは沖縄を除く日本近海に生息しています。商品サイズは10-40cmくらいです。新潟県内でも定置網、棒受網、底引網、一本釣りで秋から冬に漁獲されています。小型のものはハナイカと呼ばれます。産卵期は12月から翌年の4月までで、寿命は1年です(出典:新潟県水産海洋研究所 にいがたのさかな100選)。
ヤリイカの料理例
ヤリイカは、スルメイカと比べて甘みや旨味が強く、身が柔らかいのが特徴です。柔らかいのは加熱しても同様で、煮ても焼いてもスルメイカほどには固くなりません。
今回はマサバの時のようにトマト仕立てにしてみました。材料はヤリイカ(小型のもの)、タマネギ、市販のトマト缶、白ワインとオリーブオイル、塩コショウです。ヤリイカは、あらかじめ塩コショウをして20分くらい置き、下味をつけておきます。下味がついたら鍋にオリーブオイルを入れて底全体にまわし、ヤリイカとタマネギを入れます。そして、白ワインを200-300ml程度、イカがちょうど浸かるくらいに入れて強火で煮ます。イカの上には写真のようにクッキングシートをかぶせて水分が蒸発しすぎないようにします。イカに火が通ったらシートを外して皿に取り、残った煮汁を半分くらいまで煮詰めます。煮詰まったらトマト缶400gをあけ、味をみてお好みで塩コショウを加えて下さい。これをイカにかけてできあがりです。