本文
公務(通勤)災害の防止対策
公務災害 事故の類型と防止対策
転倒
事例
野外では草木や地面の凹凸、屋内では濡れた床や階段に足を滑らせたり、床に置かれた荷物、配線につまずいたりして転倒が発生しています。
対策
作業中の足元の確認、安全な装備、屋内でも日頃からの整理整頓により安全な作業を心掛けましょう。
動作の反動・無理な動作
事例
教職員の体育指導、警察官の柔剣道訓練、重量物の運搬などで多く発生しています。
対策
運動時の十分な準備運動はもちろんですが、年齢・体力・技術に応じた運動内容としましょう。作業時には周囲の確認や作業手順の確認などを十分に行い、安全に作業しましょう。
激突
事例
訓練・運動中の人同士の激突、ドアの開閉による衝突、机や戸棚への激突など、様々な場面で発生しています。
対策
「ながら作業」や「よそみ」など不注意な動作を原因としていることが多く見受けられるので、安全な作業を心掛けてください。
故意の加害行為
事例
警察官への暴力行為(公務執行妨害)や、教職員への暴力行為(校内暴力)、医療従事者や窓口対応職員への暴力行為などが発生しています。
対策
複数職員での対応、相手方の感情や精神状況を踏まえた対応などにより、安全を確保してください。
切れ・こすれ
事例
調理員の調理作業、チェーンソーや鎌を使った清掃作業、カッター等刃物を使用した作業などで多く発生しています。
対策
単なる不注意や刃物の誤った使用方法による事故も多く見受けられますので、慣れた作業でも慎重に行いましょう。
汚染血液による事故
事例
医療従事者のほか、消防職員の救助作業中などで発生しています。
対策
特に医療従事者の針刺し事故が大半を占めています。忙しさや煩雑さを理由に、定められた装備、手順を守らずに発生したものが多く見られましたので、注意してください。
墜落・転落
事例
高所作業中の転落、斜面・崖からの転落、屋内では椅子や脚立からの転落、ハシゴの転倒により発生しています。
対策
高所からの転落は重大事故につながりますので、作業環境の確認、安全装置の使用の遵守、補助者の配置などにより安全に作業してください。
熱中症
事例
屋外での除草作業、訓練などのほか、屋内における重量物の運搬などでも発生しています。
対策
こまめな水分補給と暑さを避けることが大切です。作業場所の暑熱の状況を把握し、必要な作業環境管理、作業管理、健康管理等を行いましょう。
通勤災害 事故の類型と防止対策
交通事故(自動車)
事例
自動車での通勤では、交差点での出会い頭の衝突、追突、凍結によるスリップや対向車線へのはみ出しなど、様々な形態での交通事故が発生しています。
対策
交通規則の遵守はもちろん、天候や路面状況を踏まえた安全運転を心掛けてください。
交通事故(二輪車)
事例
二輪車での通勤では、交差点などでの自動車との衝突が多く発生していますが、滑りやすい路面でのスリップ事故など単独事故も発生しています。
対策
二輪車が相手方車両から発見されにくいことも事故の原因となっているので、注意して運転してください。
交通事故(自転車)
事例
自転車での通勤では、自動車との衝突事故のほか、路面の溝や凹凸にハンドルを取られる、ハンドルに掛けた傘が前輪に挟まるといったことで転倒事故が多く発生しています。
対策
交通規則の遵守のほか、傘差しや携帯電話の操作などの危険運転は絶対やめましょう。
交通事故(徒歩)
事例
徒歩による通勤では、道路横断中や歩道歩行中などの事故が発生していますが、青信号に従っていても、相手方車両の不注意により事故に遭うケースも少なくありません。
対策
周囲の安全確認のほか、反射材の携行など、進んで交通事故から身を守りましょう。
転倒
事例
凍結路面や階段といった危険な場所での転倒が多く発生していますが、わずかな段差に足を取られて転倒するなど、日常のありふれた場所での転倒も見受けられます。
対策
足元の確認を十分行うほか、冬期の荒天時や凍結時には注意して歩行しましょう。
このページに関するお問い合わせは
総務事務センター 福利厚生室 公災保健担当
〒 950-0965 新潟市中央区新光町7番地2 新潟県商工会館6階
電話: 025-280-5029
ファクシミリ: 025-280-5473