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5月27日(金曜日)に、高田農業高校3年生の皆さんが地すべり資料館を訪れ、上越地域の地質と地すべりについて防災教室を行いました。
防災教室の後に万内川砂防公園に行かれるとのことで、朝からの土砂降りが心配されましたが、皆さんの日ごろの行いなのでしょう、防災教室が終わった頃にはすっきりと晴れ、校外学習日和となりました。
はじめに、地すべり博士(妙高砂防事務所職員)から地すべり資料館について説明した後、「自然災害から命を守る」をテーマとした映像を観ていただきました。
次に、実験を通じて地層の成り立ちについて学習していただきました。実際に上越地域の柔らかい岩石を触ってみたり、工事の際に発見された貝の化石を見たりと興味をもって学んでくれました。
また、地すべりと地下水との関係や地すべり防止工事、この地区に伝わる「人柱伝説」についても説明させていただきました。
地すべり資料館のある上越市板倉区猿供養寺地区は古くから地すべりが多発してきた土地です。この地区には僧侶が人柱となり地すべりを止めたとされる「人柱伝説」が伝えられており、その伝説に語られる「四十八叩きの秘法」は現代の地すべり防止工事にも共通するものがあるのかもしれません。
妙高砂防事務所は、地すべり資料館(板倉区猿供養寺)を利用した、「自分の命は自分で守る」ための防災教室を開催しています。災害や対策工事についてのパネル展示、模型を使った実験などにより、自然災害について分かりやすく学ぶことができます。
また同資料館では、現在 感染対策に十分配慮して防災講座を行っています。防災意識の高揚につながりますので、ぜひご来館ください!
地すべり資料館のページはこちら!