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7月1日(金曜日)に、豊原小学校3年生の皆さんが地すべり資料館を訪れ、土砂災害と人柱伝説について防災教室を行いました。
はじめに、地すべり博士(妙高砂防事務所職員)が地すべり資料館について説明した後、「自然災害から命を守る」ことをテーマに当事務所で作成したDVDを観てもらいました。その後、なぜ板倉で地すべりが多く発生するのか、パネルで地盤の成り立ちから説明しました。3年生には少し難しい内容でしたが、真剣に話を聞いてくれていました。
次に、地層実験と液状化実験を一緒に行い、皆さん積極的に参加してくれました。
雨が降ると土砂が流れて重いものから沈んで地層ができること、砂地で地震が起こると地中の水が上がってくる液状化現象を実験によって実感していただけたことと思います。
地すべり資料館では自然災害や土木工事について模型で学ぶことができます。左の写真は土石流を防ぐための砂防えん堤の模型ですが、児童たちは楽しそうに学んでくれました。
最後に地すべり資料館のある上越市板倉区猿供養寺地区に伝わる「人柱伝説」についてのアニメを観た後、実際に発見された人骨が祀られた人柱供養堂を見学しました。地すべりを止めるために人柱となり村を救ったお坊さんの伝説が本当だったことに児童たちは驚いていたようでした。
妙高砂防事務所は、地すべり資料館(板倉区猿供養寺)を利用した、「自分の命は自分で守る」ための防災教室を開催しています。災害や対策工事についてのパネル展示、模型を使った実験などにより、自然災害について分かりやすく学ぶことができます。
また同資料館では、現在 感染対策に十分配慮して防災講座を行っています。防災意識の高揚につながりますので、ぜひご来館ください!
地すべり資料館のページはこちら!