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10月7日(土曜日)に、「放課後等デイサービスまた明日あらい」の皆さんが地すべり資料館を訪れ、自然災害や人柱伝説について学びました。
お昼休憩を挟んでの長丁場でしたが、皆さん楽しく学習してくれました。
はじめに、1階シアタールームにて「じしんだ!!みーちゃんのぼうさいくんれん」のDVDを視聴しました。「一番大切なもの、それは命」、「自分の身は自分で守る」、「日ごろの準備が大切」とねこのみーちゃんと一緒に学びました。映像を観た後には「地震の恐さが伝わりました」と発言してくれました。
その後、地すべり博士(妙高砂防事務所職員)が上越地方の災害、大地の成り立ち、上越の地質、地すべりについて説明しました。なかなか難しい内容ですが、皆さん頑張って聞いてくれていました。
午後の部の初めは、3Dメガネをかけて上越の地形を見てみました。山が浮き出て見えたかな?
右下の写真は博士が上越のもろい地質について説明しているところです。固い泥岩を長い間水につけておくと、どろどろになってしまうことに皆さん驚いていました。
次はいよいよ実験!
左下の写真では、実験装置で模擬的に地震を発生させると液状化が起こり、街が水浸しになってしまいました。液状化の概念は難しいけれど、体験を通して理解してもらえたことと思います。
最後に、人柱伝説について学習しました。
地すべり資料館がある猿供養寺地区では、古くから地すべりが多く発生し、旅の僧が地すべりを止めるために自ら人柱になったという伝説が伝えられていました。昭和12年に地中から甕の中で座禅を組んだ人骨が発見され、伝説が本当のことであったことがわかったのです。
伝説に関するアニメのDVDを鑑賞した後、お骨が祀られている人柱供養堂の見学も行いました。皆さんは伝説が実際に起こった事実であることに驚いていました。
お昼休みにも土石流模型や雪崩模型で実験したり、パソコンクイズに挑戦したりと楽しみながら自然災害や防災に関する理解を深めていただけたことと思います。
ぜひ、またのご来館をお待ちしています!
妙高砂防事務所は、地すべり資料館(板倉区猿供養寺)を利用した、「自分の命は自分で守る」ための防災教室を開催しています。災害や対策工事についてのパネル展示、模型を使った実験などにより、自然災害について分かりやすく学ぶことができます。防災意識の向上につながりますので、ぜひご来館ください!
地すべり資料館のページはこちら!