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妙高砂防事務所、上越市板倉区総合事務所などで構成される「地すべり資料館運営協議会」では、「夏休み自由研究!実験&工作&親子防災教室」を8月1日(火曜日)に実施しました。
はじめに、妙高砂防事務所職員が扮する地すべり博士が、防災講座を行いました。「自然災害から命を守る」DVDで、津波や土砂崩れなどの自然災害の様子が映像で流れた際、びっくりしている様子が見られました。講座を通じて、地球で起こる自然災害から命を守る方法について学習しました。
防災講座後、2つの班に分かれ、「工作」と「実験」を交互に実施しました。
「工作」ではプラスチック容器内で砂と水を混ぜ、その上に家やビルや木をイメージした模型を設置し、マンホールをイメージした調味料入れを砂に埋め、ミニチュアの液状化発生装置を作りました。容器を揺らすことで、設置した家等が傾いたり、埋めていたマンホールが表面に浮上するなど、液状化現象の様子を目の前で観察しました。
砂に混ぜる水の量が少なすぎると、揺れを起こしても液状化が発生しなかったり、水の量が多すぎると、揺れを起こす前にすでに街が水浸しになるため、水の加減に苦戦している様子もみられましたが、参加者全員が液状化現象が発生する街を作ることができました。
「実験」では地層実験と液状化実験を行いました。地層実験では、透明な円柱に、土砂をイメージした粒の大きさが異なる小石やビー玉を複数回流していき、雨が降ると土砂が流れて重いものから沈んで地層ができる様子を観察しました。液状化実験では、プラスチックの衣装ケース内に入った水が混ざった砂の上に、家やビル等を設置して街を再現し、両側から地震をイメージした揺れを起こすことで、「工作」の際に各々で作った街よりも広く大きい街で液状化が発生する状態を観察しました。
実験後はパネルで液状化が発生する仕組みを学習しました。また、上越市や新潟市で液状化が発生しやすい地域を示したパネルでは身近な地域でも地震発生時に液状化が発生する可能性があることを知り、驚いている様子がみられました。
工作や実験では参加者の皆様が楽しんで学習している様子が大変印象的でした。
防災教室を通じて学んだことは、ぜひ家族や友人と共有していただき、今後の生活において役立てて頂きたいと思います。
・日程 令和5年8月1日(火曜日) 9時30分~11時30分
・会場 地すべり資料館(上越市板倉区猿供養寺)
・主催 地すべり資料館運営協議会(新潟県妙高砂防事務所・上越市板倉区総合事務所)
当日は報道機関より取材いただき、イベントの内容についてサイト、紙面、番組等で取り上げていただきました。
【上越ケーブルビジョン(JCV) 様】
当日の様子を「上越妙高タウン情報」に掲載、「ニュースLiNK」で放送していただきました。
「上越妙高タウン情報」に掲載いただきました記事につきましては下記のリンクよりご覧いただくことができます。「ニュースLiNK」につきましては、見逃し番組配信(プレミアム会員限定サービス)にて公開されております。
上越妙高タウン情報「工作や実験で液状化現象を学ぶ 親子防災教室」(2023年8月1日更新)<外部リンク>
【上越タイムス社 様】
当日の様子を8月2日の上越タイムス紙面に掲載していただきました。紙面には上越タイムス社のYouTubeチャンネルにリンクするQRコードが掲載されており、工作(液状化実験装置)を作る様子を動画で掲載していただきました。
上越タイムス社 YouTube「親子防災教室 液状化実験装置作り」<外部リンク>