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技術系の若者に実際の現場を体験して地域企業の魅力を知ってもらい、地元定着を促進するため、柏崎工業高等学校と連携して、柏崎工業高等学校の2年生を対象に地域企業見学会を実施しました。令和4年度から実施しており、今年度で3回目となります。
【実施日】7月11日(木曜日)
【見学先】環境化学科:株式会社植木組(学校での講義と建設現場見学)
電気技術科:東北電力ネットワーク株式会社刈羽変電所、
東北電力株式会社上越火力発電所
機械創造科:株式会社飯塚鉄工所
株式会社植木組は、130年を越える歴史を持ち、柏崎市に本社を構え、東日本を主な営業エリアとする総合建築会社です。
はじめの教室での講義では、会社の概要や、建設業界の役割などの説明を受けました。講義のなかでは、もし、卒業後県外に出たとしても、地元で頑張っている企業があるということを覚えておいてほしいという話もありました。
次に、柏崎市内で、し尿受け入れ施設整備工事の建設現場を見学しました。現場を見ながら工事概要の説明を受けたり、実際に測量機器の体験も行いました。
・会社の仕組みや目標などを詳しく知れてよかった。
・建設業はどういう企業なのかということが分かり、将来の選択が増えた。
・身近なところにこんなに良い企業があるんだなと思えて、地元に興味がわいた。
・人のために働くことはどういうものかを話してもらい、やりがいがあると聞いて興味が高まった。
変電所は電力系統の要として、電圧の変換と電力の集中・配分の拠点となっており、刈羽変電所は、一次変電所として、中越変電所から送られた電力を配電用変電所に送っています。
社員の方からの、就職を考えているかとの質問には、数名の手が挙がるなど、間近で施設を見学することで仕事をすることを意識できました。
上越火力発電所は、2022年に新設された、世界最高の発電効率で燃料を節約する環境にやさしい発電所です。
会議室で発電所の説明を受けたあと、外観や内部を見学しました。実際の大きな発電設備や、働いている環境を見ることで、発電所で仕事をすることをイメージできたと思います。
・変電所や発電所の普段見えない部分が見れたのでとてもよかった。
・あまり電気の仕事がイメージできなかったが、今回見学したことで働き方を理解できた。
・地域を支えている企業を見学させていただける貴重な体験だった。
・今回の企業見学で将来について改めて考えることができ、とても有意義な時間になった。
株式会社飯塚鉄工所は、人工透析用ポンプなどの医療機器、液化天然ガスポンプなどのエネルギー産業や、半導体製造装置などのパーツを製造しています。
全体説明では、さまざまな分野で目に見えないけれど大事な役割を果たしているパーツメーカーであることや、従業員同士のコミュニケーションを大事にしていることなどのお話がありました。
その後、グループに分かれて、本社工場、軽井川工場、品質物流工場を順に見学しました。それぞれの工場の役割の説明を受けたり、使用している機械を見たり、製品を手に取ったりと、実際の工場での仕事を体感することができました。
・学校にはない機械を見たり、機械によってどんな物が作られているのかを知ることができた。
・工場がどんな感じかあまり想像できていなかったので、とても参考になった。
・自分の住んでいる地域の企業がどのようにして役立っているのか知ることができた。
・人工透析のパーツが作られていたり、海外からも注文が来ると聞いて柏崎が社会に大きく貢献してると知ることができた。
今回の企業見学会を経験して、「もっと自分の身の周りにある企業やものに目を向けてみようと思った。」、「見学した企業以外の企業にも興味がわいた。」という意見があり、この企業見学会が生徒の皆さんの就職のことを考えるきっかけにもなっていると感じました。
生徒の皆さんからは、わかりやすい説明・資料だったとの感想も多くありました。
ご協力いただいた皆様のおかげで、将来のための素晴らしい時間となりました。
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