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研究成果詳細解説 「新之助」の減化学肥料栽培

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0409169 更新日:2021年7月12日更新

「新之助」の減化学肥料栽培

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 令和3年度研究成果『「新之助」の減化学肥料栽培』について説明します。
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「新之助」作付け開始から6年目を迎え、「新之助」の品種特性に対する生産者の理解も浸透してきました。
「新之助」の栽培面積も広がり、検査数量は15,479tになりました。一等級比率 (可販割合) も98%程度と高品質を維持しています。
「新之助」は、生育を制御しやすい化学肥料を中心に栽培技術が構築されてきましたが、減化学肥料栽培等の多様な栽培技術も求められるようになりました。
ここでは、「新之助」の食味・品質基準に適合することを担保しながら、有機質50%入肥料や有機質100%肥料として発酵鶏糞のみを利用する場合の栽培特性などについて紹介します。
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発酵鶏ふんは窒素含量が4%以上の高窒素鶏ふんを推奨します。窒素含量の低い発酵鶏糞ほど、現物施肥量が多くなります。
当該発酵鶏糞の無機化パターン及び無機化率については、平成26年度成果情報「コシヒカリ栽培で化学肥料を高窒素鶏ふんペレット肥料で全量代替できる」 を参照ください。
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令和元年度・所内試験における「新之助」の生育経過を示しました。
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平成29年度と令和元年度の2か年、作物研究センター試験水田で栽培試験を実施しました。
令和元年度は登熟前期が極めて高温に推移し、胴割粒の多発と整粒歩合の低下が顕著でした。
そのため平均値は低下していますが、試験年次と肥料種類に交互作用は認められていません。
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平成30年度と令和元年度の2か年、作物研究センター試験水田と現地農家水田で栽培試験を実施しました。
令和元年度は登熟前期が極めて高温に推移し、胴割粒の多発と整粒歩合の低下が顕著でした。
そのため平均値は低下していますが、試験年次と肥料種類に交互作用は認められていません。
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有機質50%入肥料や有機質100%肥料として発酵鶏糞のみを使用して「新之助」を栽培しても、化学100%肥料を使用した場合と同等の収量品質となることが示されました。
また、有機質100%肥料と化学肥料を組み合わせて「50%減化学肥料栽培」を実施しても、有機質50%入肥料を使用する場合と同等の収量品質となることが示されました。
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