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研究成果詳細解説 帰化アサガオ類などの生育を抑える、新しい大豆用全面茎葉処理除草剤の効果
帰化アサガオ類などの生育を抑える、新しい大豆用全面茎葉処理除草剤の効果
大豆用の全面茎葉処理除草剤として、「ベンタゾン液剤」が広く利用されています。
一方で近年、新しい大豆用全面茎葉処理除草剤が開発または登録拡大されましたので、それを利用した新しい雑草防除体系を報告します。
一方で近年、新しい大豆用全面茎葉処理除草剤が開発または登録拡大されましたので、それを利用した新しい雑草防除体系を報告します。
近年、帰化アサガオ類を中心とした難防除雑草が、大豆ほ場に蔓延しています。
このような雑草に対して効果が高く、かつ全面茎葉処理が可能な除草剤が、新規に開発または登録拡大されています。
そこで、新規薬剤を用いた帰化アサガオ類向けの除草体系により、難防除雑草被害の抑制を図ることを目的として、本成果を紹介します。
このような雑草に対して効果が高く、かつ全面茎葉処理が可能な除草剤が、新規に開発または登録拡大されています。
そこで、新規薬剤を用いた帰化アサガオ類向けの除草体系により、難防除雑草被害の抑制を図ることを目的として、本成果を紹介します。
全面茎葉処理が可能な大豆用の新規除草剤は、大豆本葉2葉期~開花前に使用できる「フルチアセットメチル乳剤」、大豆出芽直前~本葉3葉期に使用できる「イマザモックスアンモニウム塩液剤」です。
全面茎葉散布または全面散布に対する使用方法をスライドに掲載しますが、実際の指導や使用の際には「新潟県農作物病害虫雑草防除指針」等を十分に確認してください。
全面茎葉散布または全面散布に対する使用方法をスライドに掲載しますが、実際の指導や使用の際には「新潟県農作物病害虫雑草防除指針」等を十分に確認してください。
新規茎葉処理用除草剤を用いた除草体系例を示します。ポイントは、「新体系1」に記載されているとおり、「新体系1」は中耕・培土の実施時期に合わせて、大豆2~3葉期に「フルチアセットメチル乳剤」を散布し、大豆4~5葉期に「ベンタゾン液剤+イネ科用除草剤」を散布します。また、大豆2~3葉期にタデ科雑草やイネ科雑草の発生が目立つ場合は「ベンタゾン液剤+イネ科用除草剤」を散布し、大豆4~5葉期に「フルチアセットメチル乳剤」を散布してください。
一方、大豆播種後に散布する土壌処理除草剤の効果が発現せず、雑草が大豆出芽と同時に蔓延した場合は、「新体系2」に記載されているとおり、大豆出芽揃期から初生葉展開期に「イマザモックスアンモニウム塩液剤」を散布してください。
一方、大豆播種後に散布する土壌処理除草剤の効果が発現せず、雑草が大豆出芽と同時に蔓延した場合は、「新体系2」に記載されているとおり、大豆出芽揃期から初生葉展開期に「イマザモックスアンモニウム塩液剤」を散布してください。
スライド4に示した「新体系1」及び「新体系2」の除草体系により、帰化アサガオ類及び「ベンタゾン液剤」が効きにくいヒユ科雑草を抑制することができます。
ただし、今回の新体系で除草管理しても、大豆開花期以降に帰化アサガオ類などの雑草が蔓延する場合があります。
その時は畦間・株間処理が可能な登録薬剤を、使用基準の範囲内で用いてください。
ただし、今回の新体系で除草管理しても、大豆開花期以降に帰化アサガオ類などの雑草が蔓延する場合があります。
その時は畦間・株間処理が可能な登録薬剤を、使用基準の範囲内で用いてください。
「フルチアセットメチル乳剤」は「里のほほえみ」に対して薬害症状を呈する場合があります。
しかし、生長点に対しては大きな薬害を及ぼさないため、その後の生育に影響はありません。
収量については、同等以上となります。
なお、「イマザモックスアンモニウム塩液剤」は「里のほほえみ」に対して目立った薬害は確認されませんでした。
しかし、生長点に対しては大きな薬害を及ぼさないため、その後の生育に影響はありません。
収量については、同等以上となります。
なお、「イマザモックスアンモニウム塩液剤」は「里のほほえみ」に対して目立った薬害は確認されませんでした。
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