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【地域の普及活動】佐渡農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494128 更新日:2024年12月19日更新

佐渡農業普及指導センターの取り組みを紹介します

佐渡の農業発展に向けて

 今年度から佐渡農業普及指導センターに配属されました、池田陽です。

 佐渡地域では、島特有の豊かな気候を生かし、佐渡米を中心としておけさ柿やル レクチエ、越後姫(えちごひめ)、アスパラガス、佐渡牛など様々な農畜産物が生産されています。

 私は作物担当として生育調査などを通して、日々、地域の稲作について学んでいます。最近では、研修の一環として地域の農業法人で稲の収穫をさせていただきました。

 

画像_収穫体験の様子
収穫体験の様子

 

 実際に手を動かして得られた気づきを生かし、今後も生産者に寄り添った指導ができるよう、努めて参ります。

 

​2024年12月
池田 陽

 

住民主体による地域の維持・発展に向けた取り組みを支援しています

 佐渡地域では、新潟県内20市の中でも高齢化率が最も高く、若者の流出により農地やコミュニティの維持に支障をきたしている地域が出てきています。県では、令和2年度からビレッジプラン2030として、地域住民を主体とした営農の継続や集落機能の維持に向けた地域の将来プランの策定とその実践を、関係機関と連携しながら支援しています。

 今年度は、管内4地区で活動しており、そのうち琴浦(ことうら)地区は取組を始めて3年目となります。1年目の令和4年度には、現状分析や将来人口シミュレーション等を行い、将来に対する危機感から持続可能な営農を確立するための話合いが進められ、地区全戸の出資による「農事組合法人琴浦」が設立されました。

 

法人設立に向けた検討会の様子
​法人設立に向けた検討会の様子

 

 令和5年度には、遊休地を活用した新たな収益品目の検討の他、新設法人の経営安定や地域コミュニティの充実等を目指した「将来プラン」が策定され、以降、その実現に向けた取組が進められています。

 

遊休地での試験栽培(飼料用とうもろこし)
​遊休地での試験栽培(飼料用とうもろこし)

 

 今年度は「地域の将来を考えるアンケート」を地区全戸を対象に実施しました。女性や若者からは、農産物加工や販売の取組の他、新たなイベントの実施、農業体験や移住希望者の受皿として法人に期待する声など様々な意見が上がりました。今後、地区では出された意見を基に実現可能な取組を検討していくこととしており、普及センターも関係機関とともに、その取組を支援していきます。​

2024年9月
山際 和弘

 

「佐渡米」の取組について

 佐渡地域では、国の特別天然記念物・朱鷺(トキ)との共生を目指して取り組まれていますが、米の生産についても、JAに出荷されるコシヒカリについては農薬と化学肥料の使用を通常の5割以下に抑える5割減減栽培が基本となるように取り組まれています。さらに、佐渡市では特に環境に配慮した栽培に取り組んだコシヒカリについて、市独自の「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」で認証するなど、関係機関で連携して環境にやさしい農業に取り組まれています。
 これらの取組の一環として、今年も「朱鷺と暮らす郷 田んぼアート」が設置されました。見ごろは7月上旬から下旬です。佐渡にお越しの際は、ぜひ一度お立ち寄りください。

 

画像_朱鷺と暮らす郷 田んぼアート
​朱鷺と暮らす郷 田んぼアート

 

2024年6月
小泉 貴広

 

地域の農地維持に向けて取り組んでいます

 佐渡市旧羽茂町(はもちまち)は、おけさ柿を始めとした果樹の一大産地であり、また、羽茂平野では米づくりも盛んにおこなわれています。

 一方で、当地域においても農業従事者の高齢化や人手不足が深刻化してきています。

 そのような中、ほ場整備事業「羽茂沖地区」では、地域の稲作をどう守っていくかについて話合いを重ね、「農事組合法人羽茂ファーム」を令和5年3月に設立しました。

 法人では、農地の受入能力の向上を図りつつ、地域の担い手農業者と連携し、農地の集積・集約化など、担い手を中心とした効率的な営農体制づくりを進めており、普及指導センターも一緒になって取り組んでいます。

 

羽茂沖地区農地集積集約検討会の様子
​羽茂沖地区農地集積集約検討会の様子

2024年4月
千野 史貴

 

 

 

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