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【地域の普及活動】新発田農業普及指導センターの取組を紹介します
新発田農業普及指導センターの取組を紹介します
集落を越えた地域の輪~胎内市鼓岡・大長谷地区 「夢ビレッジ胎内290」の取組支援
胎内(たいない)市の中山間地域に位置する鼓岡(つづみおか)・大長谷(おおながたに)地区は、中山間地域直接支払交付金等を活用して営農継続のための共同作業等を集落単位で実施してきました。しかし、個別集落では年々活動維持が難しくなってきたため、令和3年度に同地区15集落を県ビレッジビジョン2030の対象地区に選定し、将来プランの策定を支援しました。現在は「夢ビレッジ胎内290」を組織して、地域全体での活動実践に取り組んでおり、普及指導センターは関係機関と連携してこの活動を支援しています。
令和7年度は、国交付金を活用して、労力確保が課題となっている「共同作業」体制づくりや地域資源活用・活性化を重点的に取り組みました。

地元大学生が参加した共同草刈り作業
畦畔の草刈りや電気柵の設置作業について、地元大学生と連携する仕組みづくりを行い、延べ13回の活動を行うことができました。また、農道や畦畔、雑草地の草刈りについて、ラジコン草刈り機を活用することで作業の省力化が可能となることを実証しました。これらの取組は地域からも好評で、今年以降も継続する見込みです。
また11月には、地元野菜を使った郷土料理等を提供する食のイベントを実施しました。市内外から約2000人を集客し、地域イベントとして定着しています。
普及指導センターでは、今後も営農活動の体制づくりや地域活性化を支援していきます。
2026年4月
山口 吉博
和牛子牛の発育向上を支援しています
新発田農業普及指導センターで、主に阿賀野市の畜産を担当している2年目の富樫です。
近年、管内の子牛生産農家が出荷する子牛の発育に差があり、収益性等の低下が心配されています。
そのため、子牛が順調に育っているかを把握するために体重や体格の測定を定期的に行い、子牛への哺育技術(ミルクの飲ませ方)の改善に向けたアドバイスを行っています。

和牛子牛の体格を測定しています
2026年1月
富樫 怜
果樹若手生産者を応援する学びの場
新発田農業普及指導センターで果樹の担当をしている橋本です。
他の作目と同様、果樹でも地球温暖化による異常気象により、毎年様々な問題や経験したことのない事態が発生しています。特に、近年就農した若手生産者はまだ経験年数が浅いため、収量や品質の確保に日々奮闘しています。
そこで、その手助けとなるようベテラン農家を塾長とするぶどうの園芸参入塾を開催し、品種や樹の仕立て方による栽培方法の違いを学ぶなど、問題に対応できる実践力を身に付けてもらえるよう支援しています。

塾長の鋏の先を見つめる塾生達
この学びの場が、経営の発展や仲間づくりに少しでも役立つよう、これからも塾生をサポートしていきます。
2025年10月
橋本 麻衣
▼園芸参入塾について
農業経営の幅を広げる園芸の導入・拡大を志向する農業者等を対象に新潟県が行う実践的、専門的な研修のこと。野菜、果樹、花き等の専門部門について、高度先端知識や技術を学ぶことができる。
PDCAサイクルを回そう!
新潟県農業大学校で勤務し3回卒業生を送り出した後、現普及指導センター勤務となりました。管内には、就農した教え子も数人おり、4Hクラブへの勧誘や時々情報交換を行うなど、頑張っている卒業生を応援しています。
今年は重点モデル経営体の対象法人において、新潟県農業大学校の卒業生である従業員3人の人材育成を目的に、水稲の移植及び乾田直播栽培の調査に取り組んでおり、今後は結果のとりまとめを行い、法人内での作柄検討に結びつける予定です。
PDCAサイクルを回し、法人の大事な柱になってもらえるよう活動を応援していきます。

3人協力しての乾田直播の生育調査
2025年7月
渡邉 輝彦
▼4Hクラブ(農業青年クラブ)について
若い農業者が中心となり、農業経営をしていくうえでの身近な課題の解決方法を検討したり、より良い技術を検討するためのプロジェクト活動を中心に、消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っている組織です。
4Hとは、農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hands)を磨き、科学的に物を考えることのできる頭(Head)の訓練をし、誠実で友情に富む心(Heart)を培い、楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)を増進するという、同クラブの4つの信条の頭文字を総称したものです。(農林水産省ホームページより一部抜粋)


