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【見つけた!農業びと】環境にやさしい佐渡の農業に魅せられて 山田 祥寛さん(佐渡市)
環境にやさしい佐渡の農業に魅せられて
~山田 祥寛さん(佐渡市)~
佐渡市両津地区で、水稲と果樹の栽培に取り組む山田 祥寛(やまだ やすひろ)さんを紹介します。(※祥=正式表記は旧字体)
山田さんは、大学卒業後、島内の高校で講師を務めていましたが、日本で初めて佐渡が認定されたGIAHS(世界農業遺産)の授業を行うなかで、生物多様性や環境に配慮した佐渡の農業の魅力に惹かれ、自ら農業を営むことを決意しました。
高校講師を退職し、2年間の地元農業法人での研修を経て、今年の4月に実家の農業経営を継承しました。
稲作を経営の柱として4.5ha、果樹では柿30a、ぶどう(シャインマスカット)3aほど栽培しています。水稲栽培では、農薬を一切使用しない自然栽培にも取り組んでおり、環境にやさしい農業を実践しています。
また、新たに導入するぶどう(巨峰)とル レクチエの苗木を育てているところです。
山田 祥寛さん
シャインマスカットは、島内の直売所のみで販売していましたが、「おいしい」という評判が口コミで伝わり、直接買いに来られる方もいらっしゃったことから販路を拡大し、今では県内外のたくさんのお客様への直接販売も行っています。
山田さんが栽培されたシャインマスカット
農業経営を始めたばかりで大変なことも多く、より良い品質の農産物生産に向けて試行錯誤を重ねる毎日ですが、忙しいなかにも、「自分のペースで進めることができる」「消費者や近所の人との交流につながる」など、農業の魅力を日々感じています。
大変そうなイメージのあった農業ですが、今ではやりがいのある農業へと意識が変わりました。
将来は観光農園や直売所を経営したいとの夢を持っており、その実現に向けて、今後も地域とともに頑張っていきます。
今は柿の収穫に忙しい日々
※山田 祥寛さんの「祥」の字について、旧字体の「祥」が正式表記です。
情報提供:佐渡農業普及指導センター(2022年11月)
▼世界農業遺産とは
世界農業遺産(GIAHS)とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)であり、国際連合食糧農業機関(FAO)により認定されます。
(農林水産省ホームページより抜粋)