本文
【見つけた!農業びと】津南町の担い手として 大口 薫輝さん(津南町)
津南町の担い手として
~大口 薫輝さん(津南町)~
津南町で、ナスやスイートコーン、さつまいも等の野菜と水稲を栽培する大口 薫輝(おおくち しげき)さん(23才)を紹介します。
大口さんは非農家でしたが、中学時代に親戚の農作業の手伝いをした際に、農業に興味を持ち始めました。その後、農業を仕事にしたいと強く感じ、新潟県農業大学校へ進学し2年間、農業の技術と知識を学びました。そして、令和2年4月に地元の津南町で就農し、もうすぐ3年が経過します。
大口さんとナス
就農1年目は多くの不安を感じていましたが、近隣農業者とのつながりができ、情報交換の機会が増えたこともあり、その不安も徐々に薄れてきました。
現在では農作物を栽培することへのやりがいを感じながら農業経営に取り組んでいます。
さつまいものつるの除去作業に取り組む大口さん
大口さんはGHF(グリーンヒルファーマーズの略)という十日町地域の若手農業者組織に就農後即加入し、加入3年目の今年度からは会長を務めています。会員や活動の取りまとめはもちろん、農業者同士の情報交換を積極的に行っています。
また、さまざまな作物に挑戦したり、経営の勉強に取り組んだりと、自己研さんに励んでいます。
GHF活動の様子
大口さんは、津南町の担い手不足による耕作放棄地の増加に危機感を持っており、「個人で作付けできる農地面積は限られているため、将来的に法人として農業経営を拡大し、担い手の受け皿となることで、作付けできる農地を増やしていきたい」と語っていました。また、「津南町の魅力は美味しい農作物であり、その農作物で津南町を盛り上げていきたい」と津南町への思いも熱く語ってくださいました。
津南町の重要な担い手として今後のさらなる活躍が期待されます。
情報提供:十日町農業普及指導センター(2023年2月)