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【見つけた!農業びと】地域に信頼される農業者へ 蜂谷 誠基さん(新発田市)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0589447 更新日:2023年7月14日更新

地域に信頼される農業者へ​
蜂谷 誠基​さん(新発田市)~

 新発田市佐々木地区の則清(のりきよ)で活躍する、青年農業士の蜂谷 誠基(はちや まさき)さん(36歳)を紹介します。蜂谷さんは大学卒業後、農業関係団体へ勤めたのち、農事組合法人ミムラへ就業しました。法人の代表からは、将来の法人の中心を担う不可欠な人物として期待されています。

 

農事組合法人ミムラ 事務所前で
農事組合法人ミムラ 蜂谷 誠基さん

 

 農事組合法人ミムラは水稲を52ha、大豆を60a作付けしており、稲作主体の経営を行っています。蜂谷さんは就農前にも関わりのあった佐々木地区について、働き手の高齢化から近い将来には営農が成り立たなくなるのではないかと感じていました。また、同地区はほ場の大部分が小区画であり、作業負担が大きいことも課題があります。そこで、地域農業を盛り上げるべく農事組合法人ミムラへの就業を決意しました。

 令和3年には、佐々木地区の3組織で構成されるドローンの共同利用組織「佐々木ドローン組合」の立ち上げに貢献しました。小区画面積でも効率的な作業が可能になり、適期作業による病害虫被害の低減や、従来と比較したコストの低減を実現しました。蜂谷さんは「少ない担い手で地域農業を守っていくには、組織的な活動が必要だ」と語ります。今後も、ICT技術や直播などを導入し、従来の作業体制の抜本的な見直しをしながら、地域農業の維持へ貢献していきたいと考えているそうです。

 令和4年には、先進的な考えを持つ生産者との情報交換を目的として、新発田ブロック青年農業士会へ仲間入りしました。

 

青年農業士 認定証書授与の様子
青年農業士 認定証書授与の様子

 

 令和5年6月の春期研修会では「地域に信頼される農業者になりたい」と目標を語ってくれました。地域農業の担い手という近い境遇と地域農業を盛り上げたいという同じ志を持った、青年農業士会の仲間との交流を通して、さらに成長していく蜂谷さんに期待が高まります。

 

普及センターや若手農家と意見交換
普及センターや若手農家と意見交換をする様子

 

 

情報提供:新発田農業普及指導センター(2023年7月)

 

▼青年農業士とは

  将来、地域農業のリーダーとなりうる青年農業者を「青年農業士」として県知事が認定し、自らの学習意欲を喚起するとともに、青年農業士としての自主的な組織活動を助長することで、自信と誇りを持って農業経営を実践する優れた農業者の育成を図っています。

 

 

 

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