【見つけた！農業びと】ブランド作物の栽培に取り組み　地域の活性化に努めています　～上杉 圭吾さん（西蒲原郡弥彦村）～

ブランド作物の栽培に取り組み　地域の活性化に努めています​　～上杉 圭吾さん（西蒲原郡弥彦村）～

　西蒲原郡（にしかんばらぐん）弥彦村（やひこむら）で、えだまめ栽培に取り組んでいる「上杉 圭吾（うえすぎ けいご）」さん（４０歳）を紹介します。

ブランドえだまめ「弥彦むすめ」を出荷する上杉さん

　上杉さんは中学校の教員をしていましたが、常々ものづくりを通して人に喜びを与えられる仕事がしたいと考えており、生産・加工・販売を自分で行うことができ、こだわりの商品を消費者に直接届けられる職業として農業に魅力を感じ、農家へ転職した経歴の持ち主です。

　２年間の農業研修の後、令和２年５月に弥彦村で就農した上杉さんですが、就農１年目に強風で、作付けしたえだまめの収穫量が半減するという被害を受けました。

　そのような厳しい農業経営のスタートでしたが、「被害の復旧は大変だが、次の年にうまくできたら楽しいと思える」と前向きに取り組み、現在は弥彦のブランドえだまめである、「弥彦（やひこ）むすめ」、「伊彌彦（いやひこ）ちゃまめ」の他、厳しい検査に合格しないと出荷できないブランドいちじく「越の雫（こしのしずく）」の生産にも取り組んでいます。

さやがきれいに見えるよう束ねられた「弥彦むすめ」

ブランドいちじく「越の雫」

　地域の先輩農業者からは、『良い刺激になっている』、『弥彦のえだまめ農家にとって貴重な存在』、『まだまだ生産者が少ない「越の雫」の新規生産者』と、上杉さんの今後の活躍に大きな期待が寄せられています。

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情報提供：三条農業普及指導センター（2024年6月）