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【見つけた!農業びと】『ニイガタIDSデザインコンペティション2024 IDS大賞(新潟県知事賞)』受賞 women farmers japan 株式会社(十日町市)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0673671 更新日:2024年7月23日更新

『ニイガタIDSデザインコンペティション2024 IDS大賞(新潟県知事賞)』受賞 women farmers japan 株式会社(十日町市) 

 令和6年3月26日に新潟日報メディアシップで開催された『ニイガタIDSデザインコンペティション2024』(以下「コンペ」という)の受賞商品の発表・表彰式において、十日町市の women farmers japan 株式会社(代表 福嶋 恭子(きょうこ)さん/佐藤 可奈子(かなこ)さん)が、最高位であるIDS大賞(新潟県知事賞)を受賞しました。

 

授賞式にて

 

授賞式にて
役員3人で授賞式にて
(中央が福嶋 恭子さん、右が佐藤 可奈子さん)


 women farmers japan 株式会社(以下「wofa(ウーファ)」という)は、十日町地域の女性農業者等が集まって、女性農業経営者として高みを目指しながら自分らしい暮らしを実現するネットワークで、「里山農業を心うごく世界に」をコンセプトに、さつまいもの栽培・加工、販売をはじめ、セミナーや交流会の開催を通じて、農村女性の自立と中山間地域農業の課題解決に取り組んでいる農業法人です。

 

wofaのメッセージポスター
​wofaのメッセージポスター


 今回、wofaが大賞を受賞したコンペは、県内で誕生した新商品・サービスを評価するもので、「ライフ部門」と「ソーシャル部門」があり、wofaは「女性農家の自己実現に向けたキャリアデザインの再構築」と題して、農業を通じた女性農家の課題解決の手法や、その手段として製造する商品「雪の日の干し芋」等の活動をとりまとめ、社会をより良くする商品やシステム、サービス等を評価するソーシャル部門に応募しました。


 34回目となる今回は、55者73点という多数の応募がありましたが、「雪の日の干し芋」は、商品パッケージなどの見せ方もレベルが高く、またその商品を支えるチーム一人一人の「自己実現」のための道筋をデザインするプロセスは「マズローの欲求5段階」に基づく理論的裏付けがあるほか、これら女性農家の自己実現に関する課題は、さまざまな社会課題の解決の指針となり得る活動であるという点が審査員から高い評価を得て受賞となりました。

 

雪の日の干し芋ラインナップ
​「雪の日の干し芋」ラインナップ

 

wofaラボでの研修の様子
女性農家コミュニティ「​wofaラボ」での研修の様子


 共同代表の一人である佐藤 可奈子さんは、「今回審査過程で、女性農家の課題は農業だけのものではなく、家族経営を行う異業種、またチーム運営をしている会社さんでも共通のものであり、私たちの試行錯誤がお役に立てる可能性もあることに気付かされた。一人一人が「私」を主語に、それぞれの力を最大限発揮できるよう、そして命が生まれる場は、どこも笑顔でいっぱいであるよう、活動の輪を今後広げていきたい」と、受賞の喜びと今後の抱負を語ってくださいました。


 今後も、wofaによる女性の視点やアイディアを活かした商品開発、農業・農村の課題解決の取組継続により、中山間地域の更なる活性化が期待されています。

 

 

▼IDS(イデス)について
インテグラル・デザインニング・システムズ。
「新潟県内の力が結集して、生活創造提案を生み出す仕組み」を意味する。(コンペホームページより一部抜粋)

 

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