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【見つけた!農業びと】地域一の若さで農業に奮闘中! 小黒 大陽さん(新潟市西蒲区)
地域一の若さで農業に奮闘中! 小黒 大陽さん(新潟市西蒲区)
小黒 大陽(おぐろ たいよう)さんは、平成31年に新潟県農業大学校卒業と同時に親元就農しました。今年26歳となる地域で最も若い農業者です。
オリジナル作業着を着た小黒 大陽さん
父親と二人で水稲約17haを栽培し、親元で栽培技術を磨きながら、稲作指導会にも積極的に参加するなど、熱心に農業に取り組んでいます。
小黒さんは昨年から「サンサンファームおぐろ」という名称で、オリジナル作業着の販売や自家製米の米袋作成などの取組を始めました。元々洋服が好きで、「自分の好きな服を着て農業をする、格好いい農家になりたい」との思いから、昨年3月よりオリジナル作業着の製作を始めました。丈夫で経年劣化を楽しめるデニム生地にこだわり、デニムで有名な岡山県の業者に制作を依頼することとして、その過程をインスタグラムで発信しています。また、米袋には、自身の結婚式の引き出物としてお米を渡す際に作成した「太陽サンサン米」のデザインがあしらわれています。
サンサンファームおぐろ印の特製米袋
「『農家=汚い』などのイメージを払拭したい」「『こういう農家もいるんだ』ということを、特に若い人に知ってほしい」と語る小黒さんは、オリジナル作業着や自家製米をネットでも販売していますので、是非SNSをチェックしてみてください。
【Instagram @sunsunfarm.oguro<外部リンク>】
また、地域の若手との仲間づくりを目的に西蒲原(にしかんばら)4Hクラブ「なじら」にも加入しています。令和5年には、県内の4Hクラブが活動発表するサマーフェスティバルで、「なじら」を宣伝するポスターや名刺を作成した取り組みを、クラブ員を代表して発表しました。地域や消費者とのつながりを大切にしており、「なじら」の活動の一環である直売イベントにも積極的に参加しています。今年「なじら」は新潟ふるさと村の朝市、にいがた2km食花マルシェ、新潟県農業大学校の農大祭等に参加予定です。会場に来られた方は、ぜひ声をお掛けください。
朝市でお客様と談笑する小黒さん
様々な活動に意欲的に取り組む小黒さんは、昨年第一子が誕生し、父親になりました。農業と子育てともに奮闘していくと語っており、今後益々の活躍が期待されます。
情報提供:巻農業普及指導センター(2024年9月)
▼4Hクラブ(農業青年クラブ)とは
若い農業者が中心となり、農業経営をしていくうえでの身近な課題の解決方法を検討したり、より良い技術を検討するためのプロジェクト活動を中心に、消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っている組織です。
4Hとは、農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hands)を磨き、科学的に物を考えることのできる頭(Head)の訓練をし、誠実で友情に富む心(Heart)を培い、楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)を増進するという、同クラブの4つの信条の頭文字を総称したものです。(農林水産省ホームページより一部抜粋)