【就農の先輩たちの声】ゼロからの出発。忙しいけれどやりがいのある毎日です｜佐藤美優

【プロフィール】

• 新潟県村上市出身。結婚し岩船郡関川村へ。
• 農家出身。でも農業経験はなし。
• 経営内容：生食用トマト（水稲育苗ハウス利用の養液土耕栽培）

Q　就農の動機を教えてください

　結婚後、アルバイト勤務していた農産物直売所で、様々な野菜の種類を覚えていくうちに農業に興味を持つようになりました。
　夫が転職を考えていたことと重なり、農業をやろうと決めました。

Q　就農するまでの経緯を教えてください

　加工用トマトの契約栽培をしていた知人から話を聞き、その紹介で契約栽培の生食用トマトに取り組むことにしました。
　トマトに決めたのは、契約栽培で販売先が決まっているため収入面で安心なこと、契約業者から定期的に指導があり栽培面でのサポートがあることです。また、ＪＡの水稲育苗ハウスを育苗のあと利用で借用できることになり初期投資を抑えられること、ＪＡの営農指導員から技術指導が受けられることが決断に大きく関係しました。
　就農前には、ほ場見学や聞き取り、栽培資料による勉強、経営試算など情報収集はしっかり行いました。栽培方法が特殊なこともあり、他で研修して異なった栽培の知識を得るよりもすぐに就農し実践したことは良かったと思います。

Q　これから就農する人へのメッセージをお願いします

　就農時はハウス3棟から始め、今年は6棟と徐々に栽培面積を増やし、契約出荷の他、農産物直売所でも販売しています。忙しい毎日ですが、お客様に購入していただき、「また買いに来たよ」と言われるとやりがいがあります。
　農家出身でなくても、女性でも、やろうと思えばできるので、興味があれば、ぜひ一緒に頑張りましょう。